リスクは意外と少ないのか?

 FX取引を通じて資産運用を成功させたいと思っている人は多きはずである。しかし、だからといって実際にFX取引を始める人はそれほど多きはなく、大半はお金を増やすとことを夢見るだけで終わりである。なぜ、ほとんどの人がFXを避けるのだろうか。理由は、「損失」という、逆に資金を失ってしまうリスクがあるからであろう。


 少しのリスクなら耐えることができるという人は、債券投資などほとんど損失が出る可能性がないものを投資対象とする。だが、一方の株式投資やFX取引については、リスクが大きいので避ける傾向にある。その中で、FXの自動売買についてはどうだろうか。自動売買なら、損失のリスクそのものはあるが、感情が原因のリスクなら軽減できる。では、自動売買におけるリスクは大きいのか、それとも小さいのか。以下でリスクについてを説明する。


リスク管理がしっかりできる

 

 すべての自動売買では、言葉通りすべての取引が自動的に行われる。このことから、トレーダーが余計にリスクを大きくすることはない。たとえば、含み損が100pipsになったら損切りする計画の中で、後に反転するのではないかと思ってそのまま永遠に含み損を放置していたら、含み損が200pipsに膨らんでしまったという場合が、裁量取引では起こり得る。一方の自動売買であれば、このように含み損を余計に大きくしてしまう行動を取る場合はない。

 

 したがって、自動売買であれば、感情や思いつきによる余計な考えや行動によって、含み損を必要以上に大きくするといったことがなく、リスクをさらに大きくしてしまうことがない。リスク管理がしっかりと行うことができるから、実際のリスクの大きさは裁量取引のものと比べて小さいのである。

 

リスクはゼロではない

 

 ただ、リスクはゼロではない。まず、損失の可能性があるのは事実である。自動的にトレードが行われると言っても、本質は外国為替取引であり、損失が出て自分の思惑とは反対に資金が減ってしまう可能性も十分に高いのだ。

 

 また、いい加減に何の根拠もなくプログラムを選んだり、使用中のものと交換したりするのは問題である。頻繁に無根拠でシステムを動かしたり、変えたりしてしまうと、運に大きく左右された自動売買になってしまう。そうなれば、本当に収益が得られるかどうかも分からなく、資産運用ではなく、単なるギャンブルになりうるであろう。

 

 自動売買とはいっても、当初の資金を失ってしまう確率は十分に高い。したがって、十分なリスク管理と、ルール化した行動手法に沿って取引を始めることで、「負ける」リスクを抑えて、成功を収める手順を確立することができるのである。自動売買のリスクは意外に小さいとはいっても、それを小さくするための手段を実行に移せなければ、結局は多くの人が考えるように、損してしまうと言う結果に至ってしまうのである。