FXのレバレッジは破産の原因になる?

 FXトレードにおける高いレバレッジになるのか。その答えは「イエス」である。自己資金をはるかに上回るようなポジションを取って、FX取引に存在するリスクに元本資金をさらすことになれば、高いレバレッジが原因となって破産する結果になる可能性は十分に存在する。


 レバレッジを利用してトレードを行うということは、自己資金の能力を超えて資産運用を実施するということを意味する。つまり、もし損失が出た場合には、自己資金の元本以上に損失を被る場合があり、口座残高がマイナスとなる例もあるということを表す。これが「破産」という結果である。


 こうして、自己資金の範囲を超えてFX取引に参加するのは、大きな危険性を伴う行為となる。したがって、「破産」という結果を避けるために、高いレバレッジをかけてトレードを行うことは、できるだけ避けたいものである。


レバレッジはなるべく利用しない

 

 FX取引の場合、制度上は比較的大きなレバレッジを利用して売買できる。しかし、リスク管理の面から考えれば、外国為替の通貨取引であるFXであっても、レバレッジをかけるのはなるべく避けなければならない。

 

 万が一、FXの相場が自分のポジションの売買方向とは反対に大きく値を動かしてしまった場合には、損失の金額が大きい数値になってしまう。さらに、レバレッジを利用すれば、損失として失う金額が何倍にもなる。たった1回の取引で多額の資金を失っては、もはやFX取引を続けることができなくなってしまう。

 

 たとえば、自己資金が100万円であったとして、米ドル/日本円を「買い」の方向で1ドル=¥100でエントリーしたとする。もし、レバレッジ1倍で1万通貨のポジション取った場合に、1ドル=¥95になった場合、失う金額は5万円になる。

 

 一方で、レバレッジを10倍にして10万通貨のポジションを取った場合、同じような値動きになってしまった時には、失う損失の金額は50万円にもなる。これでは、自己資金の50%にあたる半分の資金をわずか1回の取引で吹きとばす結果となってしまう。

 

 このように、たった1回の取引であっても、レバレッジを大きくしてポジションを取れば、多額の資金を短期間でマーケットの中へと流してしまう確率も高くなる。少ない取引で多額の元本が消えれば、破産という最悪の結果が現実のものとなる日も、そう遠くはなくなる。よって、レバレッジはなるべく利用しないのが良いのである。

 

リスクを分散する

 

 レバレッジを低くすれば、その分たとえ数回の取引で損失という結果を被ることがあったとしても、まだまだ利益を回復できる機会を保つことができる。また、連敗する結果になったとしても、そこで失う金額の大きさは、レバレッジを利用した取引で1回負けた時に失う金額よりも同等、あるいはそれ以下で済む。

 

 こうして、レバレッジを低くすれば、損するというリスクをいくつかの取引に分散できるのだ。レバレッジが小さければ小さいほど、リスクは分散される。分散投資を実現できれば、数回で大きな損失を被る可能性はほとんどない。

 

 また、FXの世界において、絶対に利益を上げ続ける方法はない一方で、まったく利益が出ないという可能性もない。つまり、何度も取引を行うことさえできれば、ただ損失だけが増え続けることはないのだ。そして、レバレッジをかけずにリスクを分散することができれば、FXで破産することはほとんど可能性として存在しないのである。