「ドカン」型ストラテジーとは

ミラートレーダー、特に「シストレ24」において、「ドカン」型のストラテジーというものを聞いたことはないだろうか。「ドカン」型のストラテジーは危険なものであると解説しているサイトや雑誌が数多く存在する。知名度は高く、有名なタイプとなっているが、その「ドカン」の意味とは何か、また本当にそれは危ないものであるのか、今回は説明する。


含み損を多く抱える

 

「ドカン」型のストラテジーとは、含み損を多く抱える場合があるストラテジーのことを指す。「ドカン」型では、こまめに利益を利食いする「コツコツ」型のものと並行して持っている特徴であることが多い。すなわち、損大利小型のストラテジーであるのがほとんどである。

 

共通する点としては、利益が出た場合には、それほど利益が大きくならないうちに利食いして、利益を確定させる。一方で、損失が出た場合には、含み損をすぐには決済せず、なかなか損切りしないでポジションを持ち続けるのが特徴である。


したがって、自動売買に限らず、FXトレードにおいて、大切な戦略である「損小利大」の手法とは真逆の性質を持つストラテジーなのである

 

「ドカン」型ストラテジーの特徴
  • 利食い
    • 含み益を比較的早く決済。コツコツ利益を積み上げる。
  • 損切り
    • 含み損をなかなか決済しない。1回の取引大きな損失を出すこともある。急激なドローダウンになることから、「ドカン」と呼ばれる。

 

戦略の1つ

 

もちろん、1度に取る利益は小さく、損失は大きい「ドカン」のストラテジーであるからといって、必ずしも「負けるストラテジー」であって戦略的に悪いロジックであると決めつけることはできない。


もし、ロジックが悪いのであれば、最初からミラートレーダーなどの自動売買に存在するはずがない。損大利小の手法を取るものであっても、利益を出して伸ばし続ける場合も、少なからずある。

 

ただ、大きなリスクを取ることになってしまう場合があるのは事実である。一度に大きな損失を出してしまうことは存在するため、ポジションの取り方によっては一度の取引で大きく資金を失ってしまうこともあり得る。


この場合、一般的なストラテジーを利用した場合よりもさらに、資金管理といったリスク管理が重要になる。

 

リスク管理の方法として、最大建玉数や手動によるストップ・ロス・オーダーを入れるのが好ましいこともある。もちろん、ストラテジーによって適切な値は違ってくるが、手動で追加的な設定を行うのが、リスク管理の上で大切になる時もあるのだ。


そういった点から、自動売買を始めたばかりの人にとって、「ドカン」のストラテジーを使うのは難しいかもしれない。使うべき時期としては、ある程度自動売買でのリスク管理やトレーディングルールを確立してからがおすすめであろう。