FX自動売買で破産、そして退場するのはこんな人!!

 自動売買で失敗を繰り返して破産し、システムトレードの世界から退場する人にはどのような特徴があるのか。今回は、自動売買における損失によって、元本となっていた資金の大部分をマーケットに溶かしてしまい、もはや資産運用を継続するのが困難になる結果を経験する人の共通点を探る。


 FXの自動売買には、MT4やミラートレーダー、さらには為替トレードを専門に取り扱う会社が独自に開発したツールなど、種類は無数に存在する。しかし、どんなものを使ったとしても、資金の大半を失って退場する「破産組」に共通する欠点は変わらない。


4つの破産組の共通点

 

  1. ストラテジーを放置
  2. 分散投資をやらない
  3. 手法が適当、いい加減
  4. レバレッジが大きい

 

 自動売買においても破産する状況に近くなり、退場を余儀なくされる人に当てはまる共通する欠点は4つ存在する。取引プログラムであるストラテジーが稼働している状態をいつまでも放置し続け、いくつかのプログラムに投資資金を分散させず、適当にポートフォリオを管理して、さらにレバレッジを自己資金の範囲を超えて大きくする点が、退場に至る根本的な原因となっている。

 

 もし、自動売買で破産することなく、失う可能性のある損失を抑えたいという意志があるのであれば、まずは「破産組」の傾向を理解して、根本的な原因を作り出さないことが重要になる。

 

1.ストラテジーを放置する

 

 自動売買で退場を余儀なくされる人に共通することの第1点目は、一度稼働し始めたストラテジーをいつまでも放置する点である。利益を伸ばし続けるものであれば、放置して動かし続けることには何の問題もない。しかし、存する傾向が続きている場合には、そういうわけにはいかない。

 

 システムトレードであるとはいえ、収益率が悪いプログラムをいつまでも動かしてしまうと、投資資金は次第に減ってしまう。したがって、利益を生み出す実力がないのであれば、直ちに使うのをやめるのが正しい判断でとなる。

 

 しかし、退場する原因を作る人は、たとえ運用成績が悪い状況にあっても、どうしても「損切り」を目的に稼働を止めるという行動に出ることができない。少しの損失であっても、自動売買で損したくないと考えてしまうのだ。

 

2.分散投資をやらない

 

 自動売買で破産して退場するの2つ目の特徴といえば、資金をいくつかのポジションに分散させる「分散投資」をやらないところである。1つだけのポジションに資金を費やしてしまうと、リスクが一極集中してしまい、損した場合に失う金額が大きくなる。

 

 そこで、元本を複数のポジションに分散させて、たとえどれか1つのポジションにおいて損失が発生したとしても、全体で見れば、失う金額はそれほど大きな割合にはならない。

 

 ところが、破産する人の多くは、どうしても1つだけのポジションに資金を集中されてしまいたがる。そこで、実際にたった数回の負け取引が出ただけで、多くの元本を吹き飛ばし、巨大なリスクが現実のものとなってしまう結果になるのだ。

 

3.手法が適当・いい加減

 

 自動売買で破産状況となって退場する人の3つ目の特徴とは、システムトレードにおける手法ややり方がいい加減で適当なところである。手法といえば、ストラテジーの選び方や、それを止める具体的なタイミング、ポートフォリオの組み合わせ方などが挙げられる。

 

 退場する人の多くは、自動売買だからといって、手法を確立させることを軽視する。そのため、ルール化した固定的なやり方を持たずに、いい加減に操作してしまう。

 

 しかし、固定化した手法を持たなければ、どんなやり方で自動売買に臨めばうまく利益が上がるのかを把握することができない。また、収益力のあるストラテジーを効率よく見つけることも不可能となる。

 

 なので、できる限り収益率が上がるような状況を造り出すためには、固定化した手法・やり方を決め、常にその方法で自動売買に取り組むことが求められるのである。それができないものは、「破産組」のように不幸な結果に見舞われる確率が高まることであろう。

 

4.レバレッジが大きい

 

 最後に、退場しなければならない「破産組」の欠点といえば、過剰にレバレッジを大きくする点である。レバレッジとは、自己資金を超えてリスクを取るための道具でしかない。

 

 自己資金に限りがある中で、損失が大きくなるのを防ぐためには、レバレッジは1倍に近い値であるのが良い。負けるリスクが小さくされば、巨大な利益が出る可能性が低くなるとはいえ、破産する危険性も減る。

 

 自動売買に限らず、すべての金融投資で重要なことは、数回のトレードで巨大な利益を上げることではない。長期にわたって収益を伸ばし続けることである。そのためには、リスクを低く抑えた上で取引し、勝てるチャンスを後にも残していくことだ。そして、長く安定的に稼げた者こそが、退場することなく、いつまでも利益を伸ばせるのである。