通貨ペアの組み合わせ

 ミラートレーダーにおける通貨ペアの選び方について説明する。選ぶべき通貨ペアとは、どんな基準によって選ぶべきなのか。どういった通貨ペアの組み合わせが良いのか。こういった疑問を今回は解決する。


リスクを分散させるもう1つの方法

 

通貨ペアを分散

 

 ミラートレーダーにおいて複数のストラテジーをポートフォリオに取り込んで、リスクを分散させることが大切である。リスクをいくつかのストラテジーに分散させることで、1つのストラテジーで一気に損失を出す危険性を抑えることが可能になる。それと同時に、選ぶ通貨ペアもいくつか異なるものを選ぶのが好ましい。

 

 たとえ複数の異なるストラテジーを選んだとしても、それらの取引対象となっている通貨ペアがどう位置のものであれば、相場における値動きはすべて同じになってしまう。すなわち、利益が出れば多くのストラテジーで利益が出る傾向にある一方で、損失が出ればすべてのストラテジーで似たような大きなの損失を出す可能性が高まってしまう。複数のストラテジーを選んだとしても、同じ通貨ペアにしてしまうとリスクの分散が十分にされない。

 

 したがって、複数のストラテジーを選ぶのと同時に、通貨ペアについても異なる組み合わせを選ぶことが、リスクの分散の観点から求められる。ミラートレーダーで収益を得て勝つための重要なカギの1つとして、リスク分散は絶対に必要な戦略なのだ。

 

選ぶべきではない組み合わせ

 

 選ぶべきではない組み合わせの通貨ペアとしては、互いの通貨ペアの相関関係が大きいものである。相関関係とは、対象となる2つのものの関連性を表した数値である。-1から+1の間の数値で表され、-1に近い値であれば互いが反対に動く傾向にあることを示す。+1に近い値であれば、互いに同じような動きをすることを示す。つまり、相関関係が大きい通貨ペアとは、似たような値動きをする通貨ペアのことである。

 

 似たような値動きをする通貨ペアといえば、USD/JPYとCAD/JPYなどが挙げられる。米ドルとカナダドルは互いに似たような値動きをする傾向にあり、日本円に対して米ドルが上がれば、カナダドルも上がることが多い。

 

 なぜ、似たような値動きをする組み合わせの通貨ペアを選ぶべきではないのか。理由は、リスクの分散が十分にできない可能性が大きいからだ。同一の通貨ペアを複数のストラテジーで選ぶのと同じように、似たような値動きをする通貨ペアでポートフォリオを組んでしまうと、1つの通貨ペアで損失を出す方向に相場が動くと、選んでいる他の通貨ペアでも損失が出てしまう可能性が、相関関係が高い通貨ペアを選んでいない場合よりも大きくなってしまう。

 

 だからこそ、ミラートレーダーにおいては、似たような値動きをする相関関係が大きい通貨ペア同士を選ぶべきではないのだ。リスクの分散を実現させるためには、相関関係がマイナスのもの、または0に近いものを選んで組み合わせるのが好ましい。