ミラートレーダーでの損切りの撤退とは?

損切りで撤退する基準

 

 損切りとは、投資において含み損が発生してしまった時に、ポジションを決済する行動のことを指す。ミラートレーダーにおいては、取引自体はシステムトレードの自動売買であることから、決済するのはストラテジーである。

 

 しかし、そのストラテジーについても、損失を何度も出す結果を繰り返しているのであれば、運用を止めなければならない。この損切りの目的でストラテジーを止める行動が、「損切りによる撤退」である。

 

 今回は、ストラテジーが思うように収益を上げる結果を出さず、逆にマイナス決済へと導くような場面が多い場合にやるべき「損切り撤退」についてを解説していく。

 

利益が出なければ撤退する

 

 ミラートレーダーにおいて収益を上げるために大切なのは、勝てるストラテジーを利用してポートフォリオを運用することである。したがって、負けるストラテジーであることが分かったときには、それを使わないのが求められる。すなわち、ストラテジーを選んだ後に実際に運用し続けてみたが、計画通りに目標となる利益が出なかった場合には、撤退して別のものと入れ替えるのが好ましい。

 

 収益を得るためにやるべきことは、自分のストラテジーの選び方に執拗にしがみつくことではない。ミラートレーダーとは、売買システムの選び方を極めるゲームや、勝てるストラテジーを当てるゲームでもない。あくまでも資産運用するためのツールである。つまり、利益さえ出て、自分の資産が増えればよいのである。ストラテジーの選び方が悪かったからといって、選び方が間違いではないことを証明しようとして、その方法で選んだストラテジーを使い続ける必要など、まったくないのだ。むしろ、収益を出してくれないものは、利益が出ないと判断できる地点で、ポジションをスクウェアにするのが正しい行動なのである。

 

 したがって、目標利益を設定し、それを実現させる能力があるストラテジーだけを、目標が目標利益が出るまで使い続けることが、ミラートレーダーでの資金管理の方法として求められるのである。

 

損切りする基準とは?

 

 ストラテジーの損切りの撤退をする基準とは、勝てないと判断できるほどの損失が発生したとき、または時間が経過したときである。「ストラテジーを入れ替えるタイミング」で述べたように、自身が使っている売買システムに勝てる実力がないと受け入れることができる基準を設けることが求められるのだ。

 

 1つのストラテジーで一定以上の多くの資金を失うわけにはいかない。そこで、損失として発生するリスクを分散させるために、1つのプログラムで過度なリスクを取るのは危険なのだ。そんな中で、許容できるリスクの上限が損切りで撤退する基準とするのが好ましい。

 

 ミラートレーダーをはじめ、どんなFX取引の裁量取引やシステムトレードであっても、収益を得て資産を増やす方法を実行するには、「損失」というリスクを少なからず取らなければならない。そして、自分の資金的な事情から、取れるリスクには上限がある。損切りの撤退を行うポイントは、許容できるリスクの大きさであるのだ。