資金管理をやっても損するときの方法

 ミラートレーダーをはじめとする自動売買でも資金管理を実行することの大切さについては分かっていただけただろうか。きちんとしたマネーマネジメントを行って、資金的なリスクを複数の取引機会に分散することは、不確実性と損失のリスクが伴う自動売買においては、大きく損しない非常に大切な行動なのである。


 しかし、たとえ資金管理を行ったとしても損してしまう場合は、少なからず存在するのだ。この記事を読んでいるあなたもまた、そのように資金管理をまじめにやっているのにもかかわらず、損失を出し続けている人の1人かもしれない。このように、資金管理というマネーマネジメントを行っている一方で、引き続き損しているときには、どうすればよいのだろうか。


損する原因を探る

 

 まずは、損する状況が続いている原因を探ることが、第1の方法である。考えられる原因の1つ目として、資金管理がまだ不十分である点が挙げられる。自動売買で資金面のリスクへの対処法を行っている気分ではあっても、実際にはそれがうまく行動に移せていない場合が少なくない。したがって、まずはじめに、本当にやるべき資金管理の具体的な手法やルールを実行しているのかを振り返ることが好ましい。

 

 次に考えられる原因は、自分が用いているトレード手法やルールが、思っているほどはリスクへの対処ができていないという点である。その手法やルールが十分に資金管理に必要な方法となっているのかを見直すことが求められる。たとえば、リスクを分散させるために複数の異なるタイプのストラテジーを選んだとしても、ただ複数選ぶだけという行動ではリスク管理として不十分である。同時にストラテジーの選び方に一貫性を持つことや、自己資金力に見合ったポジション数といった運用管理の方法も取り入れなければならない。このように、損する原因としては、第2に資金管理やリスク管理が不十分であることが理由である場合も存在する。

 

 ただし、圧倒的に多い原因は最初の述べたように、思っているほど資金管理ができていないという点が多い。本当にミラートレーダーで利益を稼ぐためには、トレーディングルールという手法に基づいて、機械的にすべての行動を取ることが必須なのだ。一度決めたルール手法を無視して、自動売買におけるさまざまな決断を行っていては、一貫性や優位性を保つことはできない。よって、自身が本当に機械的にミラートレーダーでの行動を行っているのかを見直す必要があるのだ。

 

それでも勝てない時は

 

 しっかりと自動売買のための資金管理を行っているのであれば、勝てる方法はすでに実行されていることになる。つまり、利益を稼ぐために取らなければならない行動は、十分に行われていると言え、それ以上は見直すべき点はないだろう。したがって、それ以上の基本的な方法は存在しない。

 

 ただ、資金管理を続けることによって、次第に収益は伸びる可能性は大きい。投資やトレードにおいては、短期的な結果ではなく、長期的な結果がすべてである。また、短期的な結果は主に偶然性やトレンドによって実現損益が左右されることが多いが、長期的な結果になると、真の実力が損益成績に反映される。したがって、短期的には十分な資金管理を行っていても勝てないやや大きな損をすることがあっても、長期にわたって貫き通せば、利益は少なからず稼ぐことができる可能性が大きくなるのだ。

 

 もし、資金管理に関する行動が完全に実行できているにもかかわらず、損する傾向で勝てない状態であるのならば、それは一時的なドローダウンに過ぎない。大切なことは、これからもミラートレーダーなどの自動売買で引き続き、そうした資金管理を実践していくことではないだろうか。