利益を上げ続けるストラテジーの見分け方!

利益を上げ続けるストラテジーとは

 

Q.問い

・ミラートレーダーなどの自動売買で、利益を上げ続けるストラテジーとは、何を根拠に「利益を上げ続ける」と判断できるのか?

 

・選択型システムトレードで継続的に利益を上げるストラテジーと、そうではない一瞬だけの利益を出すストラテジーとを、どのように区別するのか?

 

右肩上がりの損益曲線

 

 利益を上げ続ける選択型システムトレードのストラテジーの証拠としては、そのストラテジーの長期的な損益曲線が時間とともに比例していることである。相場の性質上、一時的には右下に下がること(ドローダウン)は避けられないが、概ね右肩上がりの損益曲線を描いているストラテジーを選ぶことが好ましい。

 

 損益曲線が基本的期に右肩上がりになっているということは、今までの相場環境がどんな状態であっても、そのストラテジーは利益を出し続けてきたことを示している。またそのストラテジーは、時間に左右されずに利益を出し続けてきたということだ。今までどんな環境であっても利益を出し続けてきたということは、これから先も引き続き利益を伸ばしていく可能性が大きいことを表しているといえる。

 

 もちろん、今までの実績が良いからと言って、これからも利益を伸ばしていくことが「確実である」というわけではない。今までは好調であったにもかかわらず、いざ稼働し始めたら損失が膨らみ始めたということもあり得る。相場環境が今までの傾向とは変わってしまい、今までは相場の環境に適応していたストラテジーでも適応できなくなってしまうこともあり得るからだ。

 

 しかし、統計的にはそのようになる場合は多くはなく、検証後の実績も概ね過去のものと同じような傾向を示すことが多い。実際にハズレくじを引いてしまうと、その心理的なショックの大きさは決して小さくはないが、本当にそうなる確率は小さいのだ。だからこそ、右肩上がりの損益曲線を描くストラテジーを選ぶことを、選択型システムトレードで自動売買を行う際にはおすすめなのだ。

 

ストラテジーの見分け方

 

1.損益曲線が右肩上がりになっているか?

 

 利益を上げ続けているストラテジーか、そうではないかを、選択型システムトレードで区別する基準の1つ目は、損益曲線の形である。まずは、ストラテジーの損益曲線を表したグラフを見てみよう。


 検証期間は6か月以上の長期的な期間を検証することが望ましい。損益曲線が時間とともに比例していて、グラフが右肩上がりになっているものが、選ぶストラテジーの候補となる。

 

 逆に、損益曲線が「ジグザグ型」や「波型」になっていて、利益を出しやすい時期と損失が重なりやすい時期の差が大きいものは選ぶべきではない。ストラテジーの損益曲線を調べてみてそのようになっていたら、迷わず候補から外すことが好ましい。もちろん、一貫して損益曲線が右肩下がりとなっているストラテジーについても、絶対に選んではいけない。

 

2.ドローダウンは許容範囲内か?

 

 区別する基準の2つ目は、「ドローダウン」の値である。というわけで、次にストラテジーの成績を数値で表した「統計」を見てみよう。その中で、注目するべき点は「最大ドローダウン」という項目である。試算を増やすことが目的である以上、許容できるドローダウン幅は2000pipsまでであろうと、私は考える。

 

 それ以上に損失を出してしまうと、後に利益を回復するまでには長い時間と労力がかかることになってしまう。ある程度のドローダウンは避けられないまでも、その「ある程度」という表現は概ね2000pips辺りまでである。

 

3.複数の時間枠で利益を上げているか?

 

 利益を上げ続けているストラテジーであるための基準の3つ目は、複数の時間枠で利益を上げているという点である。複数の時間枠でしっかりと利益とを上げているかを確認する、という作業はとても大切なことである。選ぶべき候補となるストラテジーが検証期間となり得る過去2年、1年、6か月と、多くの時間枠で利益を上げ続けていることが望ましい。

 

 どれかの時間枠で損益がマイナスになっているものは、相場環境に適応できない時期が過去に存在したことを明確に表している。例えば、過去6か月の実績については右肩上がりの損益曲線を描いていたとしても、過去2年間の損益曲線は「ジグザグ」型になっているストラテジーも存在する。この場合、過去6か月間だけでは利益を上げている一方で、それ以外の時期では大きな損失を出したこともあることを示している。したがって、そのようなストラテジーを選ぶことはおすすめできない。複数の時間枠を検証して、どんな時間枠でも利益を出し続けているものこそが、選択型システムトレードの「利益を上げ続けるストラテジー」と言えるのである。