FX自動売買のリスクリターン率の目安とは?

FXの自動売買における理想的なリスクリターン率とは、どれくらいの数値なのか。ミラートレーダーやMT4で目安にするべき指標の1つとして、是非注目してほしいものである。


リスクリターン率とは、対象期間内の総損益の大きさを最大ドローダウンの大きさで割った数値である。例えば、総損益が1,000pips、最大ドローダウンが500pipsであった場合、リスクリターン率は2.0となる。


リスクリターン率の数値が小さければ、総損益に対して最大ドローダウンの大きさが小さく、利益に対してリスクは小さいということを意味する。一方、リスクリターン率が大きければ、利益に対するリスクは大きいことを示す。


リスクリターン率の目安はいくつ?

 

FXの自動売買のリスクリターン率としては、2.0以上が好ましい。それ未満であると、利益に対して耐えることになるリスクが重くなってしまい、大切な資産を危険にさらすことになり得る。

 

利益を稼いで資産を増やすためには、できるだけ元手となっている資金を市場の中へ溶けてしまうのを防ぐ対策が大切だ。そんな中で、リスクリターン率の値が大きければ、その危険性が低い。

 

もちろん、存する可能性がゼロではない。元本割れしたり大きな評価損を発生させることもある。しかし、確率論的に考えれば、リスクリターン率が低い場合よりはそうした可能性が小さい。

 

そして、勝敗を決める分け目となるのが、2.0というリスクリターン率の数値であろう。2.0以上の数値のストラテジーとなると、評判の悪い勝てない売買シグナルとなる例は少ない。

 

よって、ミラートレーダーやMT4などの自動売買のストラテジーを決める際には、リスクリターン率が2.0以上の値をたたき出しているものを利用することをおすすめする。

 

1.0未満は論外

 

もし仮に、リスクリターン率が1.0未満のストラテジーを使ったらどうなるだろうか。たとえば、0.5となっているストラテジーの場合、1,000pipsの利益を上げるために2,000pipsのリスクを取ることを意味する。

 

利益に対して最大ドローダウンが大きいからといって、直ちに損失が大きく膨らんでいくとは限らない。得られた数値が、偶然に得られたレアな結果によるものであるという例も存在する。

 

しかし、プラス収支となって利益が出る可能性と比較して、損失が大きく出てマイナス損益となる確率の方が大きいのは間違いない。さらに、最大ドローダウンを更新することになれば、失った損失を取り戻して再び利益を稼ぐことは難しくなってしまう。

 

資産を増やすという目的を達成するために必要以上に過度にリスクを取ることは決しておすすめではない。安全を第一に考え、リスクリターン率が1.0未満となっているストラテジーは手元にはおかないのが鉄則であろう。