選択型シストレのリスク分散の手法

リスクの分散はどのように行うか?

 

1.運用ストラテジーは3~5つ

 

 ポート不フォリオに組むストラテジーの数は3つから5つくらいが適している。ストラテジーを1つか2つしか用いなかった場合、利用しているストラテジーの1つが突然大きな損失を出した場合、自分の資金全体に対する損失のダメージは大きい。


 そのように、一度に大きさ損失を被るというリスクを、複数のストラテジーに分散させるために、一度に運用するストラテジーは3つ以上が好ましいのである。


 一方で、ポートフォリオにストラテジーを組みすぎるのも問題がある。あまりにも多くのストラテジーを一度に運用してしまうと、それらのストラテジーの管理が困難になってしまう。一度に運用管理を行えるストラテジーの数は5つくらいが上限であろう。


 よって、ポートフォリオに取り込むストラテジーの数は3つから5つまでが望ましいのである。

 

2.最大建玉数は2単位

 

 最大建玉数とは、1つのストラテジーで一度に取ることができるポジションの数のことである。ストラテジーは、書き込まれたプログラムによって売買シグナルを発するため、相場の状態によっては一度に何度もシグナルを発して、いくつものポジションを一度に取ることになってしまう。


 ここで、最大建玉数の上限を設定しなかった場合、一度にポジションを複数取って、ほとんど同じ結果の損益を出すことになる。もし、それらの売買でうまく行って利益が出たとしたならば、問題はない。


 しかし、それらの売買で損失を出したならば、連続して「負ける」ことになって、大きく資産を減らしてしまうことにつながってしまう。


 最大建玉数の上限は2建玉に設定することが好ましい。一度に取ることができるポジション数を2つまでにすることで、連敗のリスクを分散することができる。3つ以上のポジションを取ってしまうと、その連敗のダメージは大きいため、2つを上限にするのが良いのである。

 

3.異なる通貨ペア~通貨ペアを重複させない

 

 異なる複数のストラテジーを選んだとしても、その売買対象が同じ通貨ペアであったとしたら、リスクの分散という目的は果たせない。たとえ、ストラテジーに書かれたプログラムは性質的に異なっているとしても、同じ通貨ペアでは同じ値動きをするため、同時にポジションを取ることになれば、似たような結果を出すことになる。


 同じ通貨ペアを選んでしまったら、それはリスクを逆に集中化させることになってしまう。なので、複数のストラテジーを利用するとともに、通貨ペアを互いに異なるものにしなければならないのである。


 特にポートフォリオとしてと取り込むストラテジーが3つ程度である場合には、ストラテジー1つあたりの取引結果が全体の資金に与える影響が大きいため、すべて異なる通貨ペアを選ぶ必要がある。


 稼働しているストラテジーの数が5つあるならば、ストラテジー1つあたりの取引結果は、3つの場合ほどは影響しないため、同一の通貨ペアについては2つまでなら問題はないだろう。しかし、できる限り異なる通貨ペアを選び、損失が連動してしまうというリスクは避けたい。