ストラテジーの損益曲線の見方

  選択型シストレでのストラテジーの損益曲線の見方について。各ロジックに関して、どんな視点で損益グラフを見ればよいのか。運用実績を可視化したグラフをどう考察すればよいのかを説明する。


損益曲線を見て判断するには?

 

 選択型システムトレード「ミラートレーダー」などの、自動売買のストラテジーの損益曲線の見方を取り上げる。グラフ中の損益曲線は、ストラテジーの運用実績を可視化したものである。勝てるストラテジーを選ぶのには、損益曲線の向きは重要要なシグナルだ。

 

 損益曲線とは、ストラテジーが売買取引をした時の損益の結果をグラフ上に表すための曲線のことである。損益曲線としてグラフ上に映し出すことによって、ストラテジーの損益実績を視覚的把握することができる。


 損益曲線を描くグラフから、そのストラテジーが安定的に収益を出しているのかどうかをわかりやすく把握することが可能である。以下では、選択型システムトレードのストラテジーの損益曲線グラフの見方と、損益曲線を資料とした取るべき行動についてを採り上げていく。

 

損益曲線が右肩上がり

損益グラフは右肩上がりがBEST

 「右肩上がり」の損益曲線グラフとは、ストラテジーの損益曲線が時間とともに比例して上がっているもののことである。右肩上がりの損益曲線を描いているということは、時間が経つほど収益が伸びている状態を表している。

 

 したがって、ストラテジーを選ぶ際は、まずは損益グラフを見て、右肩上がりの損益曲線を描いているものを自動売買用の候補として挙げることが好ましい。

 

 一方で、損益曲線が波打っている形やジグザグの形になっているもの、あるいは右肩下がりの曲線を描いているストラテジーについてはどう評価すればよいだろうか?

 

 波打っている形やジグザグの形の損益曲線を描くストラテジーとは、収益を出している時期と損失を出している時期が同じ規模で交互に繰り返している状態にあるものである。つまり、収益が安定して出ていない状態を表しているのであり、ストラテジーの成績が不安定であるということだ。

 

 また、右肩下がりの損益曲線を描くストラテジーは、もはや収益どころか損失をひたすら出し続けている状態にあることを表している。時間とともに損失を出しているということで、もしこのようなストラテジーを稼働しているとすると、自分の投資資金は取引があるたびに市場の中へと溶けていってしまうのである。

 

 これらのような、損益曲線グラフ上で一貫した収益を出していないストラテジーを、ポートフォリオに組むことは避けるべきである。選ぶべきストラテジーの候補リストに挙げるべきものとは、損益曲線が右肩上がりのストラテジーだけである。

 

検証期間は6か月以上

 

 検証する期間について、表示する損益グラフの対象期間は、最低でも6か月以上のものが望ましい。それよりの短い期間のグラフの場合、損益曲線の明確な方向性が読み取りにくいことが多い。


 また、短期間の成績のグラフでは、ストラテジーがたまたま連勝、あるいは連敗したときの記録が大きく映し出され、偶然性がによる結果が強く反映されてしまう。その場合、ストラテジーの本来の成績が読み取ることができなく、検証するための資料として使うことには適さない。

 

 よって、損益グラフの検証対象とする期間は6か月以上という長期のものが好ましい。具体的な期間で言うと、6か月、12か月、24か月の損益グラフを、検証する際に用いることを、私はおすすめする。