ストラテジーの直近の成績について

直近の実績を見る

 

 「ストラテジーの選び方」では、短期的なものよりも長期的な成績を重視することが望ましいことを私は主張してきた。しかし、その一方で、たっき的な成績うを表す直近の「取引履歴」を見ることも大切である。ストラテジー直近の成績を考慮するということには、どのような目的があるのか、以下の文章で述べていくこととする。

 

取引履歴の見方

 

 「取引履歴」の画面を開き、直近の成績を見ることによって、我々はそのストラテジーが今現在の相場の環境において、利益を順調にあげているのかいないのかを把握することができる。直近の取引の多くでプラス決済が多ければ、そのストラテジーは最近の運用がうまく行っているといえる。一方で、直近の成績でマイナス決済が続出しているのならば、そのストラテジーはここ数日間の運用がうまく行っていなく、最近の相場への適合ができていないということを表す。

 

 取引履歴を使って直近の成績を把握するためには、どのような見方をすればよいだろうか? 私としては、最新10取引を参考データとして用いるという方法が好ましいと考える。


 10取引よりも少ない数であると、そのデータにはたまたまの偶然性による結果が大きく反映されてしまう危険性がある。例えば、参考にするとr引き結果を5つだけに絞った場合、もしそのうちの1取引が偶然性による結果であったら、偶然性の結果を反映したデータが全体の5分の1を占めることになる。これでは信頼性のあるデータとは言えない。


 一方で、10取引よりも多くの取引結果を用いた場合、一番古いデータはもはや直近のものであるとは限らなくなる。特に取引回数が少なく、滅多に売買を行わないストラテジーの場合はそうである。ここでの目的は、ストラテジーの直近の成績を確認するということなので、過去の古い実績を見る必要はない。そのため、最新の取引履歴として参考にするのは10取引分で十分なのである。

 

選ぶべきストラテジーとは?

 

 まず第1に、取引履歴を開き最新10取引をみる。そして、10取引の損益を合計してプラスであれば、1つの基準を満たすことになる。逆に合計損益がマイナスである場合、それはそのストラテジーがここ最近は不調な状態であることを暗示していることになる。最近の成績が不調であるストラテジーはもちろん、好調であるストラテジーと比べて選びたいストラテジーではない。したがって、最新10取引の合計損益がプラスであることが、第1の条件である。

 

 第2に、3連敗以上の連敗実績が存在しなうことである。2連敗までなら、どんな状態であろうと起こることは頻繁にあることだ。だが、3連敗することは滅多にはなく、あるとすれば、それは損失決済が出やすいドローダウンに突入している時期である。また、3連敗以上の連敗が存在するストラテジーでは、心理的にも信頼することは容易ではないあろう。シストレにおいて、売買の判断を下すのはストラテジーである以上、ストラテジーに対する信頼が薄い状態は心理的な負担である。よって、選ぶべきストラテジーの第2の条件としては、最新10取引の中で3連敗以上の連敗が存在しないことである。