「ミラートレーダー」vs「MT4」

どっちがお得?

 

 自動売買「ミラートレーダー」と「MT4(メタトレーダー)」を比較してみよう。ミラートレーダーとMT4を比較して、取引時のコストを比較した結果、ミラートレーダーの方が安く、低コストである。無料でさまざまなストラテジーを利用できるミラートレーダーは低コストなのだ。

 

コストの比較

 

 ミラートレーダーの場合、取引にかかるコストとは、FX会社が提示する「スプレッド」だけである。通常、ミラートレーダーを利用した場合のスプレッドの値は、従来のFXのスプレッドよりも高く設定されている。usd/jpyでは平均すると3.0銭くらいである。

 

 MT4の場合、取引にかかるコストとは、取引そのものにかかるFX会社が提示するスプレッドのみである。だが、ミラートレーダーと違って、ストラテジーは業者側では用意されていないため、EAと呼ばれるストラテジーは自分で自作するか、第三者から買わなければならない。


 購入した場合は、EA代が別途必要になる。価格は、製作者によって異なるが、50000円が標準である。つまり、MT4を利用した時にかかるコストは、「スプレッド」と「EA代」であるのだ。

 

ミラートレーダーとMT4のどっちが安いか

 

 スプレッド面では、MT4を利用した時のスプレッドは、従来のFX取引と比較してもほとんど変わらないため、usd/jpyで1.0銭が標準である。一方のミラートレーダーのスプレッドはusd/jpyで3.0銭が標準であるため、MT4の方がミラートレーダーと比較して圧倒的にスプレッド幅が小さい。


 スプレッドだけで比較すれば、MT4が優勢なのだ。すでにいくつかのMT4のEAを持っているのであれば、MT4を利用した方がコスト面で安い。また、大きなポジションで取引する人にとっても、MT4の方が利点のある自動売買ソフトだ。

 

 だが、FX取引するトレーダーの多くは、MT4のEAを持っていなく、EAの作り方もわからない。すなわち、MT4のEAを購入しなければならないのである。こうなれば、EA代として初期費用のおよそ50000円がかかり、ミラートレーダーの方が圧倒的に安いことになる。

 

 MT4の場合は、初期費用のことも考えなければならない。初期費用を回収するにはどれくらいの取引が必要になるのか。どれくらい取引すれば、ミラートレーダーを利用した場合よりも「お得」になるのかを計算して比較してみた。

 


例を検証~コストの臨界点とは?


設定

ミラートレーダー:スプレッド=3.0銭

MT4:スプレッド=1.0銭、EAの価格=50000円

 

10万通貨取引したときのコスト

ミラートレーダー:3000円

MT4:1000円+50000円=51000円

コスト比較:ミラートレーダー<MT4

 

100万通貨取引したときのコスト

ミラートレーダー:30000円

MT4:10000円+50000円=60000円

コスト比較:ミラートレーダー<MT4

 

300万通貨取引したときのコスト

ミラートレーダー:90000円

MT4:30000円+50000円=80000円

コスト比較:ミラートレーダー>MT4

 

 上の比較した計算から、総計300万通貨くらいの取引を行わなければ、MT4を利用しても、ミラートレーダーでかかるコストよりも安く抑えることができないのだ。比較的少額で取引する少額投資家にとっては、ミラートレーダーの方が低コストで、安上がりなのである。

 

 さらに、この計算は単1のストラテジー(EA)を用いた時の話である。実際には、複数のストラテジーを利用し、運用成績によってはストラテジーを入れ替える。したがって、どんなストラテジーでも追加料金なしで、しかも初期費用が掛からないミラートレーダーの方が「超お得」なのである。