ループイフダンで手動決済するタイミング

 損切りという機能やしくみが存在しないループイフダンで、手動で決済するべきタイミングとは、どんな場合の時なのか。手動決済を行う手段は、リスク管理の1つである。つまり、リスクを限定させるために行うのであり、許容できるリスクに達したときこそが、トレーダー自身が自らの手で決済注文を出す時であるのだ。


許容できるリスクを超えた時

 

 ループイフダンには、従来のストラテジー型の自動売買のような「損切り」という設定が存在しない。ミラートレーダーやエコトレFXなどでは、ストラテジーのプログラムで設定されている一定の損失を出すと、その含み損が自動発注されて、損切りが行われるしくみになっている。しかし、ループイフダンでは利益が一定の幅が出た場合のみ自動発注されるが、含み損が出たとしてもそのまま設定されている利益が出るまではポジションを持ったままである。

 

 とはいえ、許容できるリスクは誰にも存在する。一定の損失を超えるまでリスクを取るわけにはいかないのだ。そこで、損失というリスクを抑えるために手動決済を場合によっては行う必要がある。後に再び利益を回復させるためにも、損切りを行うことは少なからず大切となるのだ。

 

利幅の5倍の含み損が出た時は手動決済

 

 どんな時に、損切りを目的とした手動でポジションを決済するのが好ましいのかというと、発生した含み損の大きさが、設定されている利幅の5倍を超えた時である。たとえば、「B25_25」というループイフダンの売買システムを用いた場合、目標となっている利幅は25pipsであることから、損切りの意味で手動による決済を行うのは、含み損が125pipsに達したときである。

 

 利幅が決まっていることから、資金管理がやりやすい自動売買ツールではあるが、損切りを行なわないしくみになっていることから、含み損をかなり大きくしてしまう可能性がある。そして、含み損を大きくしてしまうのはとても危険な行動であり、危機に陥る前に損失を確定するのが、安定した収益を上げるために求められる。

 

気軽に手動決済してはいけない

 

 手動によるポジションの決済は、損切りを行うことを目的とする場合には、リスク管理の具体的な手法としてとても有効である。しかし、損切りの基準と決めているほどの含み損が出ていなくても、手動で手じまうことは好ましくない。

 

 ルールに基づいた場合以外で手動でFX取引を行ってしまうと、もはや自動売買ではなく、単なる裁量取引になってしまう。また、売買システムのシグナルを無視して取引を頻繁に行う行動はを行ってしまうと、自動売買のツールを使っている意味がなくなってしまい、手法に沿った取引が行われなくなる。したがって、トレードにおける優位性がなくなってしまい、収益を挙げられない原因をつくってしまう。よって、安易に手動で決済するのはよくない。