評判はいかが? 「iサイクル注文」の長所短所!

FXの自動売買として近年口座開設者数を増やしているのが、一定の値幅ごとに取引を繰り返す仕組みのものである。そして、その1つが外為オンラインの「iサイクル注文」である。

 

取引する対象は一般的なFXと同じように外国為替の通貨であるが、人が直接取引の判断をするのではない。新規エントリーから決済まで自動で行ってくれる。

 

iサイクル注文
外為オンラインHPより

「iサイクル注文」とよく似た、機械的に一定の値幅ごとに自動売買を行う種類のツールとしては他にアイネット証券の「ループイフダン」やマネースクエアジャパンの「トラリピ」などが挙げられる。

 

 

しかし、細かく詳細を見ると「iサイクル注文」はこれらの種類の自動売買ツールと違う部分がいくつかある。そして、そうした違いが評判のポイントとなっているのは間違いない。

共通点とは?

 

「iサイクル注文」の機能を利用すれば、各通貨ペアにおいて一定の値幅ごとに売買を繰り返し行ってくれるようになる。利用者はただ相場のトレンドの方向を指定するだけである。

 

例えば、USD/JPYにて「買い」方向に設定し、値幅を10pipsに指定すれば、新規エントリー時に100.0円であった価格が100.1円になった時点で決済注文が入れられ、再び新規エントリーが行われる。次に100.2円にレートが動けばまた決済と新規注文が出される。

 

「売り」方向に設定した場合はこれとは逆になる。新規エントリー時に100.0円であったレートが99.9円に動けば決済と再度の新規エントリーの注文が出される。

 

この仕組みは、「ループイフダン」や「トラリピ」でも採用されている。いずれも設定されたpips幅ごとに繰り返しFX取引を自動で行っていくものである。複雑なストラテジーは一切使わない。

 

特徴としては、コツコツと定期的に利益が入ってくることが多い点が挙げられる。ミラートレーダーなどのストラテジー型では、利益が不定期に入ってくるが、これとは違うのがコツコツ型のFX自動売買ならではの共通点となっている。

 

こんなに違う!

1)値幅設定が自動

「iサイクル注文」ならではの最大の特徴といえば、値幅の設定が自動で算出される点である。各通貨ペアごとに過去のデータからコンピューターが最適な値幅を計算してくれる。利用者は自分で設定する手間がないというわけだ。

 

「ループイフダン」では一覧の中から選び、「トラリピ」では自分で手動で数値を入力するようになっている。いずれも手動で行う必要があり、バックテストの技術や手間がかかる。

 

「iサイクル注文」はコンピューターがこうした面倒な作業を行ってくれるようになっている。為替相場や資金管理に関する知識が決して深くはない初心者にとってはますます好都合な条件であり、大きなメリットではないだろうか。

 

もちろん、自分で手動で設定したい場合には数値を入力して取り組むことも可能である。自由に選べるのもまた長所となっているのは間違いない。

 

2)通貨ペア24通り

iサイクル注文の通貨ペア

もう1つのメリットといえば、通貨ペアの種類が24通りと、特にコツコツ型の自動売買ツールの中では多い点である。

 

「ループイフダン」ではわずか4通り、「トラリピ」でも11通りしかないことを考えると、「iサイクル注文」の24通りという数値はかなり多いことがわかる。通貨ペアが豊富ということは、その分選べる選択肢が増える。

 

もちろん、基本的にどの通貨ペアにおいても1,000通貨から取引できる。南アフリカランドのみ1万通貨からとなっているが、実質的には他の通貨ペアでの1,000通貨の場合と同じであるため、まったく問題ないだろう。

 

デメリットもある!

長所があることが理解できたであろう。しかし、残念ながらデメリットも存在することは否定できない。

 

「iサイクル注文」の欠点としては、手数料コストが高い傾向にある点が挙げられる。スプレッドと手数料の費用を合算した場合、たとえばUSD/JPYでは4pipsのコストがかかる。

 

「トラリピ」に関してもこの点では同じことが挙げられるが、アイネット証券の「ループイフダン」では2.0pipsのスプレッドのみが取引コストとなっている。

 

つまり、「iサイクル注文」は「ループイフダン」の2倍もの取引コストがかかるということになる。金銭的な負担が多少かかるのは否定できない。

 

特にスキャルピングのような超短期売買を行いたい人にとっては決して良い条件とは言えない。ある程度の利幅を取ってから利食いするという戦略を取ることが前提となるだろう。

 

もしどうしても手数料コストの安さを求めているのであれば、外為オンラインの「iサイクル注文」ではなく、同じコツコツ型のFXの自動売買「ループイフダン」の方がよいかもしれない。

 

値幅の自動算出といった、「iサイクル注文」ならではのメリットを重視する人にこそ一番おすすめのツールであろう。