希望的観測こそ失敗に原因なのだ!!

 投資行動において、いざポジションを持つと、混ぜ考えてしまうことがある。それは、「絶対に利益が出るだろう」という考えである。何も投資活動をしていない状態では、どんな場合であっても損失や元本割れのリスクが存在することを把握している人はかなり多いが、実際に自分が投資をはじめてしまうと、そのような心構えはまたたくまに消えてしまい、利益を稼ぐことを過剰に意識するあまり、リスクを意識しなくなってしまうのだ。


 リスクよりもリターンを得ることに集中してしまい、投資ではほぼ確実に負けることはないだろうと考える行為を「希望的観測」という。こうした、自分こそは利益が出ると考える希望的観測の例は実に多い。


 そして、こうした希望的観測が原因で、投資で結果的に資産を失いことになってしまう人もまた多い。儲ける喜びばかりを想像するあまり、損したときの対処法を考えないで、投資を実践してしまうために、自動売買でも裁量トレードでも失敗する原因になるのである。


希望的観測をなくす

 

 裁量トレードでも自動売買でも失敗しないようにするためには、まずは希望的観測をなくすことが求められる。ポジションを取ったときでも、何もせずに自然に利益が出ると考えてはいけない。利益が発生した時の場合を意識するのではなく、損失が発生した場合のことを想定し、もしそうなったときにはどのような行動に出るのかを決めることが重要なのだ。

 

 負けたときの具体的な対象といえば、損切りやポジションを落とすといった内容である。負けた時には、自分が損したことを直ちに認め、それ以上損することがないような投資行動が必要である。さらなる損失というダメージが到来する可能性を封じ込めるという手段が、リスク管理なのだ。失敗して、さらに大きく失敗する事態には絶対にならないようするのが、投資で勝つための必勝法である。

 

損した時の対処法がない

 

 そんな中で、希望的観測を持っていれば、こうした重要な行動を取ることはできない。なぜなら、自分は投資で絶対に勝てるという自信を持っているため、負けた時のことなどは一切頭に入ってしないからだ。勝てるという過剰な自信があれば、損したときの対処法を決められることもないのだ。

 

 希望的観測の要素が頭の中にあれば、リスク管理を適切に行わないという方針を取ることになる。そして、そうした例は負ける原因となるために、結果としてそうした考えを持っている者は自然と負ける道をたどることになるのである。

 

 もし、本当に利益を長期的に稼ぐのであれば、希望的観測を持つことは厳禁である。負けた時のことを常に想定して、損しないための最善の手段であるリスク管理を行うことで、失敗組のように失敗しないで済むのだ。