自動売買が怖いと感じる

 自動売買に対して信頼を抱くことができなくなってしまう時もあるだろう。数回の損失を経験してしまうと、もはや自動売買は勝てないシステムであると捉えるようになってしまい、それを使ってFXトレードを行うことに恐怖を感じる原因になるだろう。こうした場合が、「自動売買が怖い」と感じる時である。


 また、自動売買においては、性質上自分自身がトレードするわけではなく、売買プログラムが発注の判断を下す点から、実際に負ける結果を被ると、失った損失に見合った恐怖感以上に怖いと考えてしまいやすい。売買を決定しているのは、得体の知れないプログラムであるからこそ、より大きな不安を抱く原因になっているのではないだろうか。


本当に怖いのか?

 

 しかし、本当に自動売買というFXトレードのツールは怖いものなのか。もちろん、そんなことは一切ない。むしろ、自動で取引されることで、安全であるといっても過言ではないだろう。

 

 自動売買であれば、トレード活動で利食いや損切りのタイミングを逃すことがない。発注はすべてストラテジーというプログラムが行ってくれる点から、裁量取引でよくあるような、エントリーの絶好の機会を逃したり、決済注文の入れ忘れをしたりする場面がない。ヒューマン・エラーを防げるのが、自動売買ならではの長所となっているのだ。

 

 さらに、自動売買であれば、完全に100%ルール化された手法に基づいたトレードが自然に行われる。自分の裁量や気分でルールを変更する行動にも出にくいため、リスク管理がしっかりとできる。したがって、「怖い」と感じるのが合理的であるという根拠はどこにもないのである。

 

何も行動できない

 

 自動売買が怖いと感じ続けてしまうと、いつになってもアルゴリズムを使った資産運用で成功を収めることはできない。思い切って取り組む行動に出ない限りは、永遠に収益を上げることもできない。

 

 自動売買もまた、裁量取引と同じように、継続的に取り組むことによって初めて本格的な投資活動ができる。たとえ多少の損失が発生したからといって、何らかの恐怖感を覚え、自動売買から撤退するようなことがあっては、自分自身が目指している資産運用を通じて利益を得るという目標を実現するのは不可能になってしまう。あるいは、裁量で行う手動売買に取り組むしか方法はない。

 

 しかし、自動売買ならではの恩恵を受け取ったうえで利益を増やしていくためには、たとえ怖いと感じている場合でも、勇気をもって自動売買に挑戦していくことが大切である。ある程度の利益が発生すれば、徐々に恐怖感は和らいでいく。そうすれば、より自動売買における達成感ややりがいを感じ、積極的な考えを持って資産運用に取り組めるだろう。