必勝法なのに失敗する?FXの過ち

 「必勝法」という言葉を使って、手法や方法を紹介しているブログや本、雑誌などのy情報媒体が数多く存在する。こういった情報を目にすれば、特にまだ本格的な成功を収めたことがない人であれば、必勝法となる技術を使えば収益を稼げると考えてしまうだろう。


 しかし、「必勝法」といっても勝てる保証はどこにもない。絶対に100%利益を稼ぐことが可能という筋はあり得ない話である。外国為替市場などの相場の世界においては、予想が当たる時もあれば、外れる時もある。


 場合によっては、ドローダウンとなって、資金が連続して減り続ける現象に出会うこともあり得る。このことから、「必勝法」といっても、ただ利益が出る確率が損失よりも高いという状況のことを表すにすぎないのだ。


 では、なぜ「必勝法」という言葉を聞いて、失敗する人が現れるのか。それば、絶対に勝てると信じることによって、誤った方法でFX取引に臨んでしまうことに原因がある。


どうして失敗するのか?

 

 FX取引において、「必勝法」と聞くと、確実に利益を稼げるような手法であるという感覚を覚えてしまう場合もあるだろう。しかし、投資の世界であれば、どんな状態であっても、「確実」という概念は存在しない。つまり、どんな手段を利用したとしても、負けることは避けられないのだ。その理由は、リスク管理を怠る点にある。

 

「必勝法」という言葉をありのままに受け止めて過信する人は、負ける結果を被り、そのダメージの大きさが限度を超えたものとなることで、大失敗してしまう。絶対に勝てるという考えから、リスクへの対処を行う必要性を理解していないために、実際に損失を被ると、その金額が大きくなってしまうのだ。

 

 つまり、本当に負けた時を想定したうえで取引しようとはせず、あくまでも利益が発生することを前提にしたうえでトレードに挑戦することから、損した時であってもリスク管理を充分に実践できずに、無防備のままリスクが「危機」へと変わり、失敗の原因となってしまうのである。

 

 このようなことから、どんなに必勝法があったとしても、それを過信するのは厳禁であろう。本当にやるべきこととは、リスク管理であり、損したときにどうすればダメージを抑えることができるのか、という対策案を事前に考えておくことである。負けた時を想定したうえでのFX取引こそが、その意味では「真の必勝法」といえるのではないだろうか。