ミラートレーダーって海外の自動売買だったの?

 今大人気の自動売買「ミラートレーダー」というシステムトレードは、実は海外のメーカーが開発したツールである。日本国内の複数のネット証券で取り扱われているが、開発者自体は国外の法人なのだ。


 ミラートレーダーを開発した会社は、Tradency(トレーデンシー)という名称の会社であり、本部はイスラエルにある。つまり、多くの日本人から支持を集めているシストレは、実は中東から輸入されたものというわけだ。


 なお、ミラートレーダーともう1つの人気の自動売買ツールであるMT4(メタトレーダー)もまた、海外の会社が作り上げたものである。こちらは、Meta Quotes(メタクオーツ)という会社が作り上げ、その本部は地中海の島国キプロスにある。


 このように、日本で普及している自動売買は、海外から日本に紹介されたものが多い。特に、欧州から来たものが多いのが、自動売買ソフトの特徴であるといえる。

イスラエルとは、どんな国?

 

 ミラートレーダーの開発会社「Tradency」の本部がある国であるイスラエルは、地図上では中東地域に位置する。このことから、イスラエルには砂漠が広がり、年中暑いところであるというイメージを持つ人が多いだろう。

 

 また、イスラエルはユダヤ人の国家という認識をもっている人も少なくないだろう。ユダヤ人が住む砂漠の国というイメージが、おそらく強いだろう。しかし、イスラエルという国は、それだけではない。

 

 ハイテク産業が非常に発達した国であるのが、イスラエルである。IT産業が社会に広く浸透していて、インテルやマイクロソフト、グーグルといったIT企業が重要な拠点を置いているところでもある。

 

 一方、イスラエルは周辺のアラブ諸国と政治的な問題を数多く抱え込む国でもあり、国際問題の当事者としても有名な国家である。第二次世界大戦以来、周辺のアラブ諸国、特にパレスチナと領土問題を抱え込んでいる。

 

 かつては頻繁に周辺国と戦争をしていた経験もあり、日本にも大きな悪影響を及ぼしたオイルショック(石油危機)を招いたところでもある。現在においても、パレスチナとあらゆる面で対立しており、テロ事件も多いのが、このイスラエルという中東の小さな国であろう。

 

ハイテク産業が生み出したミラートレーダー

 

 さて、そんなイスラエルの主要な産業であるハイテク産業の中で、コンピューターを駆使したソフトである自動売買もまた、そんな地で生まれた製品の1つである。

 

 高度で複雑なストラテジーを用いてFXに参加するミラートレーダーであるが、そのソフト自体は、このようなハイテクが盛んな地域で生まれたというわけである。

 

 我が国日本は、重工業が発達した国であり、世界でも有数の先進国であることは間違いない。しかし、コンピューターを駆使したハイテク産業の分野では、日本よりもイスラエルの方が発達しているといえ、自動売買の分野でも一歩向こうがリードしていると捉えることができるかもしれない。