FX自動売買vs株式投資~難しいのはどっち?

 FXの自動売買(システムトレード)と株式投資を行うことでは、どちらの方が難易度が高く、難しいのか。今回は、投資の代表的な手段である現物株式投資とFXのシストレを比べる。


 FXの自動売買といえば、売買システムを作るか、誰かが作ったものを選ぶかのどちらかであり、取引の判断はコンピューターが勝手にやってくれるため、投資家にとってはとても簡単なものであると考えるだろう。


 一方の株式投資においては、一度保有したら数か月~数年という長期にわたって現物株式を保有し続けるというイメージを抱く場合があるだろう。こう考えると、一度株を買って放置するだけのことから、こちらも簡単に聞こえる。

自動売買の方が手間なし

 

 FXの自動売買については、プログラムが直接取引の判断を下す。「買い」・「売り」を組めるのはプログラムであり、コンピューター化されているものが自動的に取引してくれることから、手間がかからない。

 

 決済注文を発注するのも自動で行われるので、頻繁に相場の状況やニュースを確認する必要もない。昼間は仕事で忙しいサラリーマンであっても、自動売買であれば、特に投資に関してはあまり心配するのは不要であるため、仕事にも集中できるのが利点といえる。

 

 ただ、難しいのは、売買システムを選ぶまでの過程である。たとえば、数百種類のシグナルが用意されているTradencyのミラートレーダーであっても、実際に利益を上げるのは、その中の一部のものに限られる。過半数のものは、大して収益をもたらさないのが現状だ。

 

 できるだけ収益性のある儲かるシグナルを、いかにして選ぶかが、自動売買での勝敗の境界線であると言っても過言ではない。よって、売買システム選びが、システムトレードの難点といえる。

 

景気に左右される株式投資

 

 一方の株式投資の場合、利益を上げられるか損するかは、景気の動向によって大きく左右される。もちろん、銘柄選びや企業分析などの実力による要素もゼロではない。ある程度は、個人の実力で決まる面もある。

 

 しかし、株価が上がりやすい稼働ではないかは、どうしても世の中全体の景気の動向に左右され、たまたま好景気時に株式投資に参加できれば、たとえ自分に銘柄選びや企業分析の技術が不足していても、高い収益を得られる場合が多い。

 

 逆に、不景気時に遭遇してしまうと、たとえ株式に関する知識があったとしても、利益を上げることは難しい。損しやすい時期ということで、その分損失が膨らむ可能性が高まるのである。

 

 ただし、株式投資の場合は、新規注文してからはっきりとした運用結果が出るまでには、数か月以上かかることが多い。長い目で市場を見なければ、まとまった利益を儲けることは難しい。

 

結局、どっちが難しい?

 

 個人の求める取引スタイルによって異なることではあるが、どちらかというと、FXの自動売買の方が稼げるのではないだろうか。

 

 自動売買においては、売買システムの選び方となる技術とその他オートフォリオの運用管理の方法さえ習得すれば、上手く利益をつかめる可能性が大きい。市場そのものの知識が不足している場合でも、稼げる場合が多い。

 

 一方の株式投資の場合は、市場に関する知識や企業・業界に対する知識が求められ、そのうえ景気の変動に大きく左右される。また、長いスパンでしか運用結果を把握することができない。

 

 したがって、株式投資よりもFX自動売買の方が、収益性が高くなるような技術をつけるのにかかる手間が少なく、特に金融投資における初心者にとっては、比較的難易度が低いといえる。