ギリシャ問題でFX自動売買はどうなる?

 ギリシャがデフォルトになった場合、ユーロ通貨は不安定な値動きになり、自動売買(シストレ)であっても、売買ロジック(ストラテジー)に対して何らかの影響を与えることは避けられないだろう。ギリシャ問題が表面化すれば、それだけ損失が極端に増えるリスクも十分に考えられる。

自動売買でユーロ通貨は避けた方がいい?

 

 ギリシャの財政に関する問題が表面化した場合、ユーロ通貨が大きく下落する可能性が考えられる。そうなった場合、ユーロを通貨ペアに含んでいるシストレ用のストラテジーを使っている人は、不測の損失に見舞われる可能性がある。

 

 もし、ユーロを特に何らかの根拠をもって取引したいと考えている人以外については、それを避けた方が望ましい。現在のところ、値動きの予測がつきにくく、当事国の政治経済の状況も不安定であるため、自動売買といえど、それだけリスクは大きいことは事実だ。

 

 代替として、米ドルや豪ドルといったヨーロッパ以外の通貨を取引対象にするのが安全であろう。英ポンドについては、イギリスがヨーロッパの一員で、EU加盟国でもあるため、ギリシャからの影響は少なからず存在する。したがって、英ポンドもあまりおすすめはできない。

 

特に、急激な円高に注意!

 

 また、クロス円を通貨ペアとしている場合、急激な円高に沿さえる必要性が少ならず存在する。円安に進む場合には、どちらかというと緩やかに進行する傾向がある。

 

 逆に、円高に進む場合には、一瞬にして大きく値動く傾向がある。数分で5円近く動く可能性も否定できない。仮にギリシャがデフォルトになった場合、リスク回避を目的に世界中の機関投資家が日本円を買いに走ることが予測される。

 

 この場合、急激な円高が起こる。そのため、円を売って他国の通貨を買っている人にとっては、大きな損失となる。このため、自動売買であっても、円高の可能性には十分注意して、いくつかの通貨ペアにポジションを分散するのがおすすめだ。

 

 また、複数のストラテジーを用いて、一度に大損することを防ぐ行動に出るにも、リスク管理の行動としては重要なものであろう。いずれにせよ、1つだけの通貨ペア、単一のストラテジーだけでシストレに望むのは危険であることは間違いない。