【為替相場】2016年もやはり円安が続くのか?

2016年も、最近の流れと同じように円安の傾向が続くのだろうか。外国為替相場の長期トレンドとして、この流れがこれからもしばらくは継続すると考えても良いのか。


アベノミクス、あるいは世界第1位の経済大国アメリカの景気が復活していることから、これまで約40円間も続いてきた円高の時代が終わったという専門家も少なくない。これからは、1ドル=120円を超えて130円近くまで拡大するという見方も決して珍しくない。


1970年代の始めの頃から、ドルに対して日本円は高くなってきた。オイルショックやプラザ合意、バブル経済の崩壊によって、円高の傾向がこれまでずっと続いてきた。そして、2008年のリーマンショックを契機に、1ドル=85円の時代になった。

アメリカ経済は良好

 

アメリカ経済が良いと、円安になる傾向になるという法則がこれまでは続いてきた。今、アメリカでは景気が回復傾向にあり、かつての産業が復活している傾向にある。

 

このため、円安になる材料が明確に存在している。そして、今後もアメリカにおける経済活動が低迷する可能性は低い。引き続き今の流れが維持されるだろう。

 

政策金利の利上げの動きも見せていることは、円高へと向かい材料となりやすいが、それでも実質経済が良好なため、極端な円高へと向かい可能性は決して高いとは言えない。

 

こうしたことから、アメリカの動向による影響で円安の傾向が2016年も続くものと感gなえられる。

 

中国の景気減速で円高に

 

ただし、中国の景気が減速しているという事実は明確だろう。「世界の工場」とも言われ、人口13億人という超巨大な市場を持つ中国の経済が不透明になると、世界的な株安・円高の傾向に向かう。

 

現在、中国では年々国内の経済成長率が減少している。2015年も前年の伸び率よりも低い数値であった。これによって、再び世界的な不況とそれに伴う株安・円高が再び巻き起こるのではないかと懸念されている。

 

2016年の為替相場がどう動くかはまだ誰にも確証はないだろう。しかし、円安のトレンドが大幅に拡大するとは、少なくとも考えられない。1ドル=120円のもみあい状態が続くのではないかと私個人は考えている。