【人工知能】株式投資の主流派にはなれるか?

まるで人間のような思考ができる仕組みになる機械「人工知能(AI)」は、金融市場における取引の世界においても注目を集めている。マーケットの中でも特に人気のある株式投資においても、果たして裁量取引に代わって人工知能による自動売買も主流派となるのだろうか。


既に、アメリカなどを中心に人工知能を使った金融商品の取引は行われている。たびたび問題になることもあるが、機関投資家を中心に高度なプログラムを使った投資が行われている。


現在のところはまだ、人間による直接的な判断による裁量取引がメインであるが、今後はますますコンピューターの能力の伸びが予想されていて、2048年には人間以上の実力を持つことができるのではないかと言われているほどである。


この発展の傾向を見ると、今後は株式投資においては人工知能が主流になる可能性が高い。人間による直接的な取引よりも機械による判断による株取引の方が、より安定した収益を実現できると期待もされている。

人工知能なら稼げるはウソ?

 

しかし、人工知能による高度なシステムを使った株式投資が本格的に行われるようになったとしても、誰もがマーケットを通じてお金を稼げるようになるとは言えない。

 

そもそも、株式市場などの金融市場は資金の奪い合いの場であり、お金が何もないゼロから生まれる紙幣印刷機の場所ではない。誰かが儲ければ、もう一方の誰かが損する仕組みになっているところだ。

 

紙幣印刷の場所ではなく、お金が四方八方に行き交う場所であるのが、マーケットなのである。したがって、誰もが人工知能による株式投資を行えば、儲ける人もいる他方には損失を被る人もいるというわけだ。

 

勝てるシステムと負けるシステムの2種類の人工知能ができるだけであって、プログラムそのものが利益をもたらす保障がないのは、裁量による取引の場合と変わらない。

 

違いは、ただ取引の判断を下す媒体が人間の頭からコンピューターに変わった点だけといえるだろう。

 

したがって、高度なプログラムによる人工知能さえ使えば株式投資で稼げるという法則はウソである。人間が直接取引を判断する必要がなくなるという利原生だけがメリットであって、収益性とは関係ないのが事実である。


まとめ

 

人工知能の発達によって、人間が直接「買い」、「売り」の判断を下す必要がなくなる。これは、便利さの面では大きなメリットである。

 

ただし、収益性が高いとは限らない。お金の奪い合いの場であるマーケットにおいて、勝ち組の人工知能も登場すれば、負け組となるシステムも出始める。

 

残念ながら、「紙幣印刷機」とは成り得ない存在であり、誰もが簡単に稼げる仕組みとは絶対にならない。