当たらない? ファンダメンタルズ分析の罠!

経済ニュースや指標の発表から相場の今後の予測を立てるファンダメンタルズ分析を行って、株式投資やFX取引に参加する人は少なからず存在する。しかし、実際にはなかなか当たらないと感じることが多い。

 

例えば、外国為替市場に関するニュースで、対象となる通貨の国の中央銀行が利上げを発表すると、買い方向でエントリーし、利下げを発表すると売り方向でエントリーするというやり方でFX投資を行ったとする。

 

この手法でポジションを張ると、あまり精度が高くなく、思ったように相場が動いてくれないことに気が付くだろう。このようなファンダメンタルズ分析を実践しても、当たらない場合が多い。

市場は思惑で動く!

 

ファンダメンタルズ分析で取引を行うということは、既に発表された情報をもとに戦略を立てるというやり方となる。だが、それらの情報は既に誰もが知っている情報であって、それが発表された時点では、もうそれに基づいた値動きは終わった後となってしまう。

 

市場の値動きは、既に発表された情報をもとに動くものではない。まだ確実性が不透明な思惑に基づいて動く。

 

例えば、これから先、アメリカの利上げが行われるという憶測が立っていると、米ドル/日本円のレートは上がる。その逆であれば、レートは下がる。

 

ファンダメンタルズ自体は、相場を動かす要因であることは確かな事実だ。しかし、それが確実な情報として発表された時には、もう既に相場が動き終わった後であるというのも事実である。

 

そして、不確実!

 

さらに、ファンダメンタルズによる要因だけで相場が動くわけではない。機関投資家などの大量注文者によっても相場が動く。これは、一般的に「投機筋」と呼ばれるものである。

 

経済状況の変化や金融政策の発表などが、相場を動かす原動力ではないため、値動きは不規則で、かつ不確実なものとなる。時には、専門家でさえも予測できないような値動きをすることも珍しくはない。

 

株式売買やFX取引などの金融投資において、「永遠には勝てない」という意見が絶えず存在する理由は、このような不規則性・不確実性にある。常に予想は当たり続けることはないために、連続して収益を上げ続けるのは困難なのである。