2つの違いは何? FXと先物取引!

FXと先物取引は共通点が多くて性質的にも証拠金制度に基づいた金融取引となっている。これら2つの違いとは何か。そんな疑問を解決していく。

 

FXは外国為替証拠金取引の略称である。日本においては特に人気の金融取引の対象であり、大損などの数々の問題がたびたび発生することがあるのは事実であるが、株式投資並に人気の高い投資対象となっている。

 

一方の先物については、日経225先物などが特に注目を集めている。他にも金・銀・原油などを売買対象として商品(コモディディ)先物取引に目を向ける人も多い。

何が違うのか?

 

FXと先物の違いとしては、まずは取引対象である。FXは各国の通貨の売買である一方、先物は株価指数(インデックス)や金・銀・原油などの商品(コモディディ)である。

 

また、FXには金利があるが、先物には金利がまったくない。そのため、FXにおいて金利の高い通貨を持てば、金利差分の収入がもらえる。政策金利の高い国家の通貨を買えば、それだけ配当がもらえることになる。

 

つまり、FX取引の投資方針によっては、株式のように配当金を狙うこともできるというわけである。金利差を狙って「バイ・アンド・ホールド」と呼ばれる手法でFX投資を行う人も多い。

 

先物取引においては、金利という概念が存在しないため、配当金のようなインカムゲインによる収入を得ることができない。このため、投資方針は売買差益(キャピタルゲインという)を狙ったものになる。

 

買い方向からエントリーするのであれば、値上がりすることを最初から目標にして新規注文のタイミングを見計らうことになる。このため、投資を行う際には、ファンダメンタルズ・テクニカル分析の技術が重要となるのは避けられない。

 

さらに、先物には「限月」というものがあり、取引している対象を持ち続けることができる期間には限りがある。満期になると、ポジションが決済されて、そのときの価格で現金化される。

 

FXにはこのような限月がなくて満期日が存在しないので、いつまでもポジションを保有し続けることができる。これもまた、大きな違いである。

 

共通点は多い!

 

FXと先物の両方に当てはまる共通点はかなり多い。まず、どちらも証拠金取引であるため、レバレッジをかけて投資を行える仕組みになっている。

 

レバレッジを利用することで、自己資金の範囲を超えて取引数量を発注することができる。したがって、資金力の割には大きな収益を狙うことが可能である。

 

しかし、レバレッジを大きくすればするほど、損したときのダメージも大きくなる。ちょっとした不調であっても、大損する危険性がある。過剰なレバレッジによって破産する人も耐えなく、頻繁に問題になっている制度でもある。

 

FXや先物に挑戦する際には、リスクを抑えるために安易に自己資金力の範囲を超えてレバレッジに頼ることは避けたい。

 

また、税制上もデリバティブ取引という扱いになっている。このため、FXと先物のどちらにも取り組んでいるのであれば、損益通算できる。

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