賭け事か? FXの自動売買もギャンブルなのか?

FXの自動売買は近年大きな注目を集めている。メリットとして、時間に拘束されず、しかも感情に左右される取引とはならないことでより適切なタイミングでの発注ができるといった点が挙げられる。

 

しかし、このFXの自動売買に対して否定的な意見も存在する。「賭け事・ギャンブルである」という主張である。

 

頻繁にこまめに売買を繰り返すという性質を持つロジックが主流であるため、投機的な使い方となってしまうため、自動売買そのものがギャンブルであると捉える人も少なくない。

競馬や競艇などの賭け事とは違う!

 

とはいえ、FXの自動売買が投機目的の賭け事(ギャンブル)であると定義することはできない。そもそも、FX自体は外国の通貨に対する投資である。

 

自動売買はシステムトレードとも呼ばれ、決まった投資戦略によって発注作業を自動化したものに過ぎない。従来の手動による投資活動をコンピューター・プログラムによって機械化したツールであるのだ。

 

一方の賭け事であると定義される競売や競輪、競艇の場合は、金融投資ではない。そのため、これらで金銭の収益を狙う行動はギャンブルといえるだろう。

 

使い方を間違うと…

 

しかし、FXの自動売買でもその使い方を間違うと、これもまた賭け事になってしまうだろう。その原因となるのが、レバレッジを利用することができる証拠金制度にある。

 

FX取引においては、レバレッジを最大で25倍までにして通貨の売買を行うことができるようになっている(日本国内の場合)。たとえば、10万円の元手があったとする。レバレッジを25倍と考えた場合、実際には250万円分の金融取引ができることになる。

 

自己資金の範囲を超えて外国為替子市場での投資ができるということで、自動売買のロジックを使って高頻度な新規注文と決済注文を繰り返す投機的な手法も実行することができるようになっている。

 

これによって、FXの自動売買にて投機目的の賭け事に近い取引となってしまうわけだ。しかも自己資金の範囲を超えた取引金額となるため、大損する危険性も高まる。この場合、破産するリスクも否定できない。

 

これらの要素から、FXの自動売買には一定の賭け事(ギャンブル)的な部分が含まれるという意見がある理由となっているのは事実である。