株取引において、確実に儲かる確率が100%になるという現象は絶対にありえない。株式市場には、誰も予想ができないような値動きをすることが頻繁に起こり、投資戦略が通用しない場合が少なくない。
こうした性質から、どんな優秀なプロのトレーダーであっても、収益力が低下して損する結果に陥ることがある。よって、絶対に勝てる可能性が100%になるということはありえない。
とはいえ、儲かる可能性をUPさせることなら可能だ。負ける確率よりも勝てる確率の方を大きくすることで、より収益が上げられる可能性を高めることができる。
株取引において、「確実に儲かる」可能性をUPさせるためには、相対的に損する可能性を下げることが求められる。特に初心者においては、投資に対する向かい方が好ましくはなく、損しやすいやり方を採ってしまう場合がしばしば見受けられる。
そこで、まずは株取引のやり方を変える必要がある。具体的にどんな方法で臨めばよいのか。詳しく説明していく。
株取引で負ける原因としては、FX取引などの他の金融商品での資産運用を行う場合と同じである。
まず、明確なトレーディングルールに欠けている。トレーディングルールとは、言い換えれば投資手法、あるいは投資戦略のことである。
これを確立していない人の場合、頻繁にやり方を変え、コロコロと手法を変更する傾向にある。これによって、本当に収益力のあるやり方を身に着けることもないまま、ただ市場に参加するだけとなってしまう。
リスク管理ができていないのも、儲かる可能性を下げてしまう要因である。資産の余力を考慮せずにポジションを多く保有したり、含み損を放置して損切り決済を行わないのが、子の具体的な例だ。
損失が出るのはやむを得ない。そこで、損した場合でも次の取引で資産を回復できるほどの余力を残すことが重要となる。これができないと、株取引で稼げる期待はできなくなる。
株式売買とFXの違いといえば、取引の対象が企業の株であるか外国為替通貨であるかの違いくらいであろう。そのほかについてはほとんど同じだ。マーケットの値動きも多少の違いがあるとはいえ、性質的には一緒である。
このため、株で損する人もFXで敗北する人も、原因は同じである。根本的な誤りとは、取引の判断を行う際の取り組み方だ。
正しい方法で臨み、収益を獲得できるような手法を使うことこそが、「確実に儲かる」可能性をUPさせる方法である。
そして、もしあなたが株式投資で収益力が低迷しているのであれば、「FX取引で勝つ人の共通点4通り!!」の記事をぜひ読んでほしい。これは、FX取引を中心とするトレーダー向けのものであるとはいえ、株取引をメインにする人にも通用する。