FXの手動による取引で儲からなかいだけでなく、多額の損失を出すという最悪の結果を出してしまう人が少なくない。しかし、自動売買を使ったFX取引でもまた同じように収益がほとんど上がっていない状態になっている人も多い。
FXの自動売買においては、過半数が負け組であるという見方もある。これが事実であると仮定すると、ミラートレーダーなどのシステムトレード用ツールを使っている人の2人に1人以上は資産を失っているということになる。
自動売買の場合、損する原因は運が悪いから元本割れしてしまうと考えている人は多い。偶然な相場の出来事によって大きな損失を被ってしまうという考えは果たして本当なのだろうか。答えはNOだ。
FXの自動売買に挑戦する理由として、「裁量では儲からなかったから」と答える人はかなりの数がいる。裁量での取引で収益が上がらない要因としては、チャート分析などを行わずにただいい加減に注文を出す点が挙げられる。
その結果、自動売買の方が利益が上げる可能性が高いと考えてミラートレーダーなどに取り組み始める行動に移る。
しかし、裁量FXで根拠なくその日の気分で相場を張っている人は、自動売買の世界でも同じように適当に操作してしまう傾向にある。そして、結果的に収益が上がらないようなやり方をすることになるのだ。
自動売買を通じたFXであっても、ストラテジーを選んだり止めたりするのはあくまでも人間である。その当事者が、利益が出にくいやり方で取り組めば収益性がまったく改善しない。
ストラテジーの選び方からその稼働を止める時期、元手の配分やレバレッジの大きさなどの資金管理がいい加減でメチャクチャであれば、それは明らかに利益が出にくい方法であることは言うまでもない。
求められるのは、その日の気分で操作するのではなく、1つの固定化した手法に沿いながら1つ1つ手順を確認して決断と操作を行っていくことなのだ。常に同じやり方で自動売買を扱っていくからこそ、各方法論の収益性がわかるようになる。
もし利益が上がっていく傾向が続いているのであれば、そのやり方で問題ない。損する傾向であるならば、そのやり方を少し変えて優秀なストラテジーだけを自分の懐にいれておけばいいだけである。
これを繰り返してくことで、運に左右されずにFXの自動売買で大きな利益を上げられるようになる。もし、あなたがFXの自動売買で損していることに悩んでいるのであれば、その原因は運ではなくてやり方が間違っている可能性が高い。
自動で資産を運用してくれるシステムであるとはいえ、利用者にも高い実力が必要であるのは間違いない。