シストレの必勝法となるような「勝つ方法」とは、一体どのようなものであるのか。利益を生み出すコツとは何か。このシリーズでは、システムトレード(自動売買)でしっかりと利益を稼ぐために、やるべき手段た行動について解説していく。
シストレを始めるからには、何としても収益を儲けられるようになりたいだろう。そうした成功を手に入れるために、まず絶対にやっておきたいことを、実際に実行していくことが大切となる。
自動売買(システムトレード)を行うことの目的とは何か?
FX取引で資産運用する1番の最大の目的は、収益を得て「勝つ」ことである。おそらく大半の人にとって、トレーディングで売買差益による利益を得ることが1番の成功とみなせるであろう。
しかし、FXで勝てない人が多いのが現状である。自分で相場を分析して売買することをしない・できない理由は、次のようなことであるのではないだろうか?
・感情が邪魔をしている
・売買のタイミングがつかめない
・相場を分析してタイミングを狙う時間がない
このようなことに当てはまる一方で、それでもFXで利益を上げたいと思うから、ミラートレーダーなどの自動で売買してくれるシストレを始めるのであろう。
シストレを始めることによって、感情的なストレスは減り、相場における売買のタイミングを逃すことはなくなることは確かだ。また、会社勤めなどの本業があるためになかなかFXに時間をかけられない時であっても、シストレがそれを解決してくれることも事実だ。
上記のことから、シストレを利用すれば、収益を無条件に挙げることができると捉えられるかもしれない。自動売買システムを利用すれば勝てると思うために、実際に自動売買を行うのである。しかし、そんなシストレを用いたとしても問題は残る。
どんな問題か?
「シストレでも負けてしまう」、「シストレでも勝てない」という投資家も存在するという問題だ。つまり、自動売買プログラムが損切り決済を重ねることで損失が出てしまうことだ。
システムトレードであっても、負けが多くなって損失が増えてしまうことは少なくないのである。場合によっては、自動売買を始めて結果、裁量トレードよりもさらに損失が多くなったという地獄を経験した人もいることであろう。
シストレを始めたとしても損失が増えるようでは、本当にトレードを自動化することで収益が得られ、資産運用で成功を収めることができるのかどうかを疑ってしまうのも当然だ。
この記事を読んでいるあなたもおそらくは、いくら自動でFX取引を行ってくれるシストレを行っても失敗が積み重なって、勝てていない人なのではないだろうか?
シストレは裁量トレードとは違って、売買の判断を出す源はトレーダー自身ではなくてストラテジーというプログラムなのである。したがって、負け取引を行っているものは自分ではない以上、「負け」回避することは不可能である。
このように、直接人間が判断するわけではない点から、シストレで負ける原因はストラテジーにあるのではないかと思うことは当然だ。すなわち、「勝つ方法」、「勝てる方法」などは存在しないと考えてしまうことであろう。
とはいえ、ストラテジーはただプログラムに基づいて売買を繰り返しているだけである。売買のプログラムはただのコンピューターの言語で書かれた「マニュアル」のようなもにに過ぎず、ルールに沿ってやるべきことを実行しているだけであり、それ以上のことも、それ以下のこともまったく行っていない。
したがって、ストラテジーというプログラム自体が自動的に「勝てる」売買のタイミングを判断しているわけではない。ゆえに、自動売買そのものをただ使ったからといって、システムトレードで勝つことができるわけではないのである。
すなわち、まずはシステムトレードで利益を稼げてなくて勝てていない状況、つまり「負けている」原因を探る必要がある。
では、負ける根源はどこにあるのか。それは、自分のストラテジーを選びの点と、損失というリスクの対処法に問題があるのである。確かに、シストレにおいて売買を行うのはストラテジーではある。
しかし、そのストラテジーを選ぶ行為やリスクへの対処を行うのは利用者であり、つまり自分がストラテジー選びと管理に責任を持つということであるのだ。
というわけで、シストレで勝つためには、ストラテジーの選び方を改善しなければならないのである。できるだけ勝てることが予想されるストラテジーを選び抜いてそれを用いることによって、シストレで自分が求める利益を上げることが可能になる。
この「シストレで勝つ方法」のシリーズでは主に、選択型のシストレで最も人気のあるツール「ミラートレーダー」をはじめ、プログラムを選ぶ型の自動売買において、どうやって勝てるストラテジーを選び出し、それを上手に運用することができるのかについて述べていく。
シストレをやっても現実的にはなかなか勝てないと感じている人は、ぜひ当サイトの記事を読んで、ストラテジーの選び方とポートフォリオの運用法方を改善してほしい。