ミラートレーダーで行うべき事項の1つのして、資金管理が挙げられる。収益を伸ばすためには、損失を被って負けたときの対処法を考えなければならない。そして、勝てなかったときに備えるのが資金管理なのだ。
資金管理はミラートレーダーで考えられるリスクに対する適切な行動でもある。FX取引である以上は、ミラートレーダーであっても投資元本を失うリスクは常に存在する。そして、資金の運用をしっかりと調整することは、利益というリターンを積み上げるためには不可欠なのである。
資金管理の方法としてはさまざまな方法が存在する。今回は、そんな方法の内の代表的な戦略を取り上げていく。
ミラートレーダーで自動売買を行うに当たって、1つあたりのストラテジーで使っても良い投資資金の量(ポジション数)は、投資用の資金の5~10%であり、それ以上のポジションを取ってはいけない。
それ以上のポジションを取って、1つのストラテジーに投資資金を積み込んでしまうと、一度の損失によって失うかもしれない資金量が大きくなり、必要以上のリスクを取ることになってしまう。
もし、一度に大きな損失を被ってしまえば、その後に資金を回復させる難易度が高くなり、ミラートレーダーを通じて利益を稼ぐことができなくなってしまう。すなわち、資産運用の意味がなくなってしまうのだ。
ミラートレーダーを行う最大の目的はあくまでも利益を稼ぐことのみである。したがって、利益を稼げない環境を作り出してはいけないのだ。
資産運用で利益を継続的に長期的に稼ぎ続けるためには、損失で「負ける」リスクを可能な限り小さくすることが求められる。余計なリスクを取ることなく、利益が出る「勝てる」可能性が大きいときだけポジションを取ることで、勝てる期待値がプラスになり、利益を自然と稼げるようになるのだ。
その中で、1つのストラテジーで過度にポジションを取ることは、一度に負ける可能性を高めることから、勝てる可能性を下げてしまう。よって、ポジションは投資資金の5~10%以下に押さえなければならない。
1つのストラテジーで許容できるドローダウンとは、どれくらいの規模の大きさなのか。1つのストラテジーで失ってもそれほど問題はないドローダウンは、そのストラテジーで使っている資金量の50%程度である。つまり、1つのストラテジーにおける資金の半分を失ってしまったら、速やかにそのストラテジーから撤退することが求められる。
ある特定のストラテジーで用いている資金の半分を失ってしまうほどのドローダウンに遭ってしまうと、その同一のもので再び右肩上がりの損益グラフを描く可能性は低い。つまり、もうそのストラテジーで利益を稼げる確率が低いということを意味する。
この点でもまた、負ける可能性を可能な限り小さくすることが常に求められる資産運用の重要なリスク管理から、利益を再び回復される可能性がないストラテジーを使う続けるメリットはまったくない。やるべきことは。その利益の期待値が低いストラテジーを利用するのをやめることである。
したがって、ミラートレーダーにおける資金管理として行うべき点の2つ目は、1つのストラテジーで許容できるドローダウンの数値を決め、利益を上げないと判断する基準を決めなければならない。
ミラートレーダーでの資金仮の手段として、その分さんを行うことが大切だ。具体的にどのように分散投資を実行すればよいのか。
実際に、とっても問題のないポジション数とはどれくらいか。資金量に適切な取引数量について詳しく述べる。
ミラートレーダーにおける、ストラテジーを停止させ、自動売買から一時撤退する基準とは、どんなものが好ましいのか。
取引に用いるレバレッジの大きさは、何倍にしておくのが適正といえるのか。危なくない範囲について説明する。
ミラートレーダーでいくら資金管理を実践しても、損してしまうことがある。そんな損しやすい状況に陥ったときには、どんな手段を講じればよいのか。