FXの自動売買で年利100%という高い利回りをたたき出すことは可能なのだろうか。システムトレードに1年間取り組んで、元手を2倍に増やすことなど、夢のまた夢と思いたくなる人もいるだろう。
だが、実際に年利100%という儲けを出すのは、それほど難しくはない。売買を頻繁に出して利益を積み重ねていく取引スタイルであるうえ、24時間中すっとプログラムが動き続ける自動売買においては、それほど難しくはない目標だ。
ポートフォリオに取り組むストラテジーの数や、保有するポジション数やレバレッジの大きさによっても結果は異なってくるが、投資元本を1年で2倍にするのは、株式売買、あるいはFXの裁量取引などと比べれば簡単であろう。
かけるレバレッジの大きさ5倍程度になれば、年利100%を実現できる可能性は高まる。平均して1か月あたり8%強の利回りが発生すれば、トータルで100%の年利を達成することができる計算になる。
ただし、これはあくまでも順調に利益を積み重ねることができた場合の話である。実際には、損失が被る場面に出会うことも少なくなく、何度かドローダウンに遭遇する可能性も十分に高い。
そうした損失のリスクがある中で、年利100の収入を生み出すのは、たとえ自動売買であっても、決して簡単なことではないだろう。最悪の場合は、1年間の運用成績がマイナス利回りとなり得る。
したがって、自動売買を用いて年利100%を実現するのはまったく簡単なことではなく、誰にでも達成できる目標と断定することはできない。一部の人しか、このような大きな利益を手にすることはできない。
とはいえ、コツを上手く使うことができれば、自動売買を通じて年利100%という高い目標を達成できる。決められた手法をしっかりと守り、そのルール通りに手順を踏んでいけば、大きな金額の儲けを手に入れるのは可能となる。
まず、勝てるロジックだけを用いることが求められる。利益率が低いような勝てないストラテジーを使ってしまうと、収益性が悪い分なかなか利益が得ることができない。むしろ、損失の方が増えていってしまう確率も高くなる。
だからこそ、利益率が高く、今までの運用実績が素晴らしいものだけを選抜したうえで、自動売買に取り組まなければならない。収益ランキングでトップに現れるようなロジックを使うのがおすすめだ。
また、過去最大ドローダウンがあまり大きくはないようなロジックでもある必要がある。ドローダウンの数値が大きいということは、その分今後も連続して大きく資産を減らす可能性が高いことを示す。
「ドローダウン」とは、儲けにくい時期にどれくらいの損失が出る可能性があるのかを数値化した資料として捉えるのがよい。そして、過去最大ドローダウンとして示されている大きさが小さいロジックのものを採用することで、利益が上がる確率が上げるといえる。
さらに、「損切り」の基準を事前に決めておき、それに従うことも不可欠だ。自動売買での損切りとは、ストラテジーを止める・入れ替える行動のことである。自分の願いに反して、ストラテジーがドローダウン期に突入する場合もよくある。
不運にも、容認できるほどのドローダウンが発生してしまった場合には、直ちにその運用を止めて、別のものと入れ替えるのが、損失を小さく抑えるためには求められる行動だ。
こうした自動売買において好ましい3つの取り組み方を実践に移すことで、より高い利益を収入として得ることができ、年利100%という高い目標を達成できる可能性を高められるのである。そして、そうした可能性を大きくすることで、実際に目標が現実化できるようになるのだ。
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