システムトレード「ミラートレーダー」での失敗例について取り上げる。ミラートレーダーを始めた理由として、裁量取引では勝てないことが多かったなどで自動売買に移行したからといった例が挙げられる。
だが、ミラートレーダーに参加しても全く利益が出ずに、損失がますます増えたという人も少なからず存在する。結局ミラートレーダーでも失敗して、FX取引から退場する人が後を絶たない。今回は、どんな点で失敗するのか、なぜ失敗してしまうのかについてを3つの例から説明する。
ミラートレーダーでの失敗例として最も多いのが「なかなか勝てない」という状況である。ミラートレーダーの業者の口座を開き、いざミラートレーダーを始めてみたが利益が増える気配がなく、損失だけがひたすら膨れ上がっていき始めたという経験をするような状況である。
始めたばかりの頃に損失が出てしまう状態は特に問題はない。たとえ勝てるようなストラテジーを使っていたとしても、損失が出やすい時期というものが存在するため、本当に「失敗」と断定することはできないのである。
この「なかなか勝てない」という状況にはまっている人の場合、多くは「なかなか勝てない」というよりは「はじめは勝てない」という状況にいると定義した方がよいだろう。
ミラートレーダーでの失敗例として、あるストラテジーを用いていたが、利益が出ずに損失が多くなり、許容できる損失の限度に達したので損切りの目的でストラテジーの稼働を止めるという例がある。この場合、ストラテジーで負けてしまったとして「失敗」と受け止められるかもしれない。
しかし、戦略的には「失敗」ではない。損切りの意味で負けているストラテジーを止めることは戦略上大切な方法であり、損失を同じストラテジーで増やさないための唯一の方法である。
ミラートレーダーには勝てるストラテジーが当然存在する一方で、勝てないストラテジーも多数存在する。したがって、勝てないストラテジーに出会ってしまうケースが必ずある。
とはいえ、利益を上げるためには勝てるストラテジーを使わなければならない。そして、勝てるストラテジーをできるだけ活用するために、勝てないストラテジーについては早い段階で使うのをやめることが求められる。
だからこそ、損失が多くなっているストラテジーを使用しているのであれば、それを止めるのが重要なのだ。ストラテジーを止めることはまったく「失敗」ではないことを理解しなければならない。
失敗例してい考えられる状態の3つ目は、損益グラフが右肩下がりの曲線を描いているような状態である。損益グラフが右肩下がりになっていることは、一貫して負け続けていることを意味する。つまり、偶然的に起こっている現象というよりは本当に負け続けている状況である可能性が高い。
この場合はミラートレーダーにおける「失敗」といえるだろう。負け続けている原因としては何らかの原因が存在する。負ける理由が存在することによって、損益グラフが右肩下がりになっているのだ。
「失敗」する理由としては、ストラテジーの選び方が良くないという点や、リスク管理の方法が悪い点、あるいは資金管理の仕方が適切ではない点などの理由が挙げられる。
いずれにせよ、持続的に負け続けているということには悪い原因があるため、それを見直すことが大いに求められる。まずは、自分のミラートレーダーのやり方に関して見直さなければならない。
ミラートレーダーで一度の取引で多額の損失を出す可能性がある「ドカン」型のストラテジーを使うのはOKなのか。また、リスクへの対策法はあるのか。
人気のロジックであるThirdBrainFXやMorningBullなどは、果たして本当に使えば儲かるものなのか。それを使って、稼げる人がいれば、稼げない者も多いのが現状だ。
ミラートレーダーも所詮はFXである以上、損するリスクは絶対に避けるのは不可能だ。そんな中で、どうすればリスクを最小限に抑えられるか。
ミラートレーダーの初心者と上級者では、どのような点で違いがみられるのか。その差を知り、より稼げるようなステップに踏み出すのが求められる。
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