FXプライムbyGMOのシステムトレード「ちょいトレFX」とストラテジーEAを自作する「MT4(メタトレーダー)」を比較する。ちょいトレFXは、ストラテジーを業者側が用意しているストラテジーの中から選ぶこともでき、自作することも可能である。そして、今回はEAを自作することができるシステムトレードのMT4(メタトレーダー)との共通点や違いについてを説明する。
ちょいトレFX | MT4(メタトレーダー) | |
選ぶ方法 | 自由に無料で選べる |
第三者からダウンロードする (無料・有料の両方あり) |
自作する方法 |
テクニカル指標を選ぶ カスタマイズ可能 |
テクニカル指標をプログラムする プログラミング知識必須 |
ソフト |
ブラウザ上 パソコン電源オフ不可 VPS必要 |
専用ソフト パソコン電源オフ不可 VPS必要 |
業者 |
FXプライムbyGMOのみ |
複数のFX業者で可能 |
対象者 | 初心者・中級者 |
上級者 |
ちょいトレFXとMT4の共通点としては、ストラテジーを誰かが作った者を利用することもできれば、自分で作成することも可能である点である。ちょいトレFXでは、業者側(FXプライムbyGMO)が提供しているストラテジーの中から自分の好きなものを選んで、それをそのまま利用することができる。
MT4(メタトレーダー)でも、第三者が作成したEAというストラテジーを、どこかのサイトからダウンロードしてそのまま利用することができ、誰かほかの人が作ったストラテジーを使うことができるという意味では同じである。(EAは無料でダウンロードできる場合と有料である場合がある。)
選択型システムトレード「ミラートレーダー」と違って、ストラテジーを自由にカスタマイズできるという点が、ちょいトレFXとMT4に共通する特徴である。どちらも、カスタマイズ性を求めるFXトレーダーから人気の自動売買ツールとなっている。
ちょいトレFXは、主にシステムトレードを行うにあたって、ストラテジーを自分でプログラミングすることができない人を対象とした自動売買ツールであり、特に追加の道具を必要とせずに簡単にシステムトレードに参加できる仕組みになっている。
ストラテジーを一覧の中から選びたいのであれば、無料で自由にそれらを利用することができる。特に追加の手数料は絶対にないのが大きな特徴である。もし自作したいのであれば、テクニカル指標の中から自分の好きなものを自由に選んで、詳しい数値も好きに設定できる。利用者は各項目ごとに数値や条件を設定するだけで済むため、高度なプログラミングやテクニカル分析の知識はいらない。
また、ちょいトレFXの自動売買ツールはブラウザ型のものである。しかし、「選べるミラートレーダー」とは違ってパソコンの電源をオフにしたり、スリープの状態にしてしまうと、自動売買のストラテジーのシグナルがとあってしまう。もし、ちょいトレFXを利用して自動売買を継続させるのであれば、別途VPSサービスを用意する必要がある。VPSサービスのデメリットといえば、追加のランニングコストがかかってしまう点である。
MT4(メタトレーダー)の場合、対象者は高度なプログラミングの技術と相場のテクニカル分析の知識を持つ上級者向けの自動売買ツールである。MT4はソフト型のツールであり、まずMT4自体をパソコン上にインストールする必要がある。
EA(ストラテジー)に関しては、第三者からダウンロードして使うことができる。EAは無料のものと有料のものが存在するが、やはり質の高いEAは有料のものがほとんどであるのが現状である。一方で、EAを自作する場合は、自分でプログラミングすることが求められ、高度な技術と知識が必要となる。
メタトレーダーについても、EAを稼働し続けるためにはパソコンの電源をオフにせずに動かし続けるか、VPSを専門の業者からレンタルしなければならない。そのため、取引コストとは別に、追加のコストもかかってしまうというデメリットがある。