インヴァスト証券の自動売買「トライオートFX」についての特徴や評判を取り上げる。「トライオートFX」はシストレ24とはまた別のインヴァスト証券のシステムトレードであり、取引そのものは自動化されているとはいえ、仕組みもミラートレーダーを採用するシストレ24とは異なる。
トライオートFXは、ストラテジーを用いた仕組みの自動売買とは違って、どちらかといえば裁量取引に近い。利用者は自分で取引のスタイルや、利確・損切りのタイミングを決める。
ただ、裁量取引と違って決済するのはトライオートFXのシステムが行い、利用者が直接決済するわけではない。「買い」、「売り」、あるいは新規注文、決済注文を出すのはシステムが自動で行ってくれる。
つまり、トレーディングのロジック・戦略は自分で決め、取引の注文は自動で行われるというシステムである。この、自動で注文が行われることは「オートパイロット(AP)注文」と呼ばれている。戦略は「人」が考え、注文を出すのは自動である点が、トライオートFXの評判の要因となっている。
取引に当たって、利用者が指定するのは、「売買方針」と「エントリータイプ」だけである。「売買方針」では、利用者は相場が上昇するか、下降するか、あるいはレンジ相場になるかを予測して選ぶ。そして、「エントリータイプ」では、「コツコツ」とした利益を狙うタイプ、トレンドを追いかけるのを狙うタイプ、相場の反発を狙うタイプなどのいずれかを選び、トレードのスタイルを選ぶ。
もちろん、トライオートFXでも複雑なストラテジーを自作する必要はなく、画面に出てきた選択肢を選ぶだけである。高度なプログラミングの知識なども不要であり、簡単さの面でも評判である。完全100%自動売買である「シストレ24」と同じく、一般大衆であっても参加できるFX取引のツールであるのが、トライオートFXならではの特徴であるといえる。
トライオートFXの最大の目的は、トレーディングルールの戦略通りにしっかりと注文を出すことである。
純粋な裁量取引の場合、たとえトレーディングルールがあったとしても、実際に利益が出た場合には、ほんの少しの値であっても決済してしまい、損失が出た場合にはトレーディングルール通りに損切りを行うことができず、感情的な行動によってに大きな含み損を抱え込むことになってしまう人は多い。
トライオートFXを使えば、決済注文は自動で行われるため、トレーダー自身が行わずに済む。すなわち、損切りをすることをためらってトレーディングルール以上に損失を出すことを防ぎ、含み損を抱える問題が消えるのである。それによって、適切なリスク管理が行える。
リスク管理を適切に実践するさえできれば、資産運用で大損することはまずない。すなわち、トライオートFXを通じてきちんとした対策が行われれば、手動売買のように大損して、それが原因で退場する可能性はとても低いのである。
したがって、トライオートFXを利用することで、簡単にFX取引ができるという評判だけでなく、裁量取引では難しいリスク管理を徹底できる点でも評判が高い。
社名:インヴァスト証券株式会社
INVAST SECURITIES CO.,LTD.
設立:昭和35(1960)年8月10日
資本金:59億6,508万円
上場:JASDAQ