FXの自動売買で全体の取引に対して利益が出た回数の割合である勝率を上げるには、どんな方法を実践すればよいのか。実際にシステムトレードに取り組んでみると、利益が出ては損失の繰り返しで、なかなかまとまった収益が上がらないと悩んでいる人は多いはず。
今回この記事を読もうとしているあなたも、一時は勝っては次の取引で負けるという状態をぐるぐる回っている人の1人ではないだろうか。メリットが多いはずの自動売買なのに、収益が安定して入ってこないためにそろそろあきらめることも検討する気持ちは分からなくはない。
まとまった収益を獲得するためには勝率をアップさせなければならない。負けトレードが多くなるとそれだけ損失が膨れ上がってしまい、せっかく用意したFXのための元手資金を失ってしまうことになる。だからこそ、まずはFXの自動売買で使うストラテジーの勝率を求めるのがよい。
FXの自動売買にて勝率の高いストラテジーを選ぶにはどうすればいいのだろうか。勝ち取引が負け取引よりも多く発生するようなプログラムを選ぶための具体的な方法はあるのか。
高勝率ストラテジーを探し出すのはとても簡単である。ランキング一覧がみられるコンテンツを開き、「勝率」順に並べかえれば限りなく100%に近いものが表示される。これらのものから、さらに総合評価が高くて利用者数が多いストラテジーが、あなたが今選ぶべきストラテジーである。
もちろん、勝率だけがすべてでなく、これまでの取引回数や損益実績、過去の運用期間などの実績から総合的に良いストラテジーを選ばなければ収益はなかなか安定して獲得はできない。とはいえ、勝率が高ければ少なくともゴミストラテジーよりははるかに良い。
こうした好調な成績を出しているストラテジーを稼働させれば、今後はまとまった利益が上げられる可能性が高くなる。損失が出て資産が目減りする可能性は存在することは変わらないものの、ランダムで選択した時よりはかなり期待値が大きい。
選ぶ際のチェックポイントは上記の3つの手順通りに行うことが好ましい。まず最初にランキングにて勝率が高い順に数あるストラテジーを並べ替える。並び替えが完了したら、上から順にこれまでの実績の詳細を確認する。
実績の対象期間はできるだけ長い方が良い。1年以上前のものまで把握できれば、そのストラテジーの本来の実力がわかる。1か月や3か月といった短期間のものだと、相場の維持知的なトレンドによって偶然出た結果で好成績が出た可能性が否定できない。そのため、検証期間が長めのものを確認するべきだ。
詳細を確認して、取引回数が少なかったり、1回のドローダウンがかなり大きなものは選択肢の候補から取り外す。これらは、何か裏の事情があるストラテジーである可能性が高いため、一度に大きな損失を被る確率が高いと判断し、稼働するべきではない。
ストラテジーの詳細なデータを見て、特に欠陥がなければ、そのストラテジーを稼働するボタンをクリックする。我々が行うことはここで終わりである。あとは選んだストラテジーにFXの運用を任せるだけだ。