
ミラートレーダー、特に「シストレ24」(インヴァスト証券の自動売買)ではおすすめのストラテジーとして選ぶべきものとして、「損小利大」と「コツコツ」の両方のステータスを持っているストラテジーを選ぶのが良いと言われている。
損小利大かつ少しずつ利益を積み上げていくタイプのストラテジーこそ理想的な戦略ロジックであると主張している人は多く、そのように解説している本、雑誌、ブログ記事などもたくさんある。
この売買タイプのものを使うことにはどういったメリットがあるのか。そして、「損小利大」と「コツコツ」の両方の特徴を持つストラテジーさえ選べば、本当に勝てるのだろうか。
リスク管理がやりやすい
損小利大型のストラテジーでは、リスク管理が行いやすいというメリットを持つ。取引方針としては、含み損が発生した場合には早めにあっさりと損切り発注を行う一方で、含み益が出ている場合には大きな利益が出るまで利食いしないという特徴を持っている。
したがって、この売買タイプのものを選べば、FX取引をはじめ、投資やトレードで理想とされている損小利大の手法を、ミラートレーダーで実践することができている状態になる。
損小利大であれば、できるだけ避けたい損失は少ない金額となる一方で、もらって嬉しい利益は大きな金額となる。これによって、一度に多額の資産を失うことがなく、長期的に見れば収益性が安定しやすい。リスクを抑えるためには、収益性の安定は重要な要素である。
コツコツ型のストラテジーについてもまた、リスク管理が行いやすい。取引頻度が高いことから、運用成績を表す損益グラフでは滑らかな曲線を描く傾向にある。
もちろん、1回の取引当りの利益の金額は小さい。とはいえ、毎日のように収益が手元に入ってくることから、取引回数が少ないシグナルを使った時に比べて一喜一憂せずに心理面が安定する。心理的な影響を受けてポートフォリオ管理を行うのを防ぐ効果があることから、良いスタイルのストラテジーなのだ。
また、ストラテジーを止める基準となるドローダウンの大きさを把握しやすく、基準と決めているドローダウン幅に資産の下落率が達したときには、速やかにストラテジーの稼働を停止させることができる。したがって、リスク管理が行いやすいのがメリットとなっている。
勝てる保証はゼロ
損小利大・コツコツ型のストラテジーであるからといって、必ず利益が出て勝てるという保証は、残念ながら存在しない。収益を得られることが絶対できる根拠はゼロである。
このタイプのストラテジーを選ぶことがおすすめであるとされている理由は、あくまでもリスク管理が行いやすいからという理由だけであって、資産が増える根拠があるからではないのだ。
ただ、リスクを管理する行動をしっかりと行えば、その分利益を上げて稼ぐことができる可能性は高まる。稼げる確率の値を高めれば、ば数を重ねていくうちに収益が蓄積される。
たとえば、利益対損失の割合が1:1の取引のうち、プラスの利益が出る確率が50%だとすると、利益が出る確率も損する確率も同じだ。そこで、これを60%にすれば、可能性として「利益>損失」となる。
これを維持しながら何度も何度も取引を続けていて場、期待値はプラスだ。そして、このような地道な行動が結果としてミラートレーダーで勝てる方向へとつながるのだ。
大切なのは、単におすすめであるからといって、推奨されているストラテジーを選ぶだけではなく、上手に自動売買を行うために求められるリスクへの対処法を実行することではないだろうか。
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