シストレ24などのFXの選択型の自動売買において破産することは、実際に起こりうるのだろうか。その答えは、「イエス」である。どんな人であっても、どのようなストラテジーを選んだとしても、自己資金が急に目減りして、ほとんど消滅してしまう可能性は十分に存在する。

どんな時に破産するのか?
では、どんな場合にシストレ24などのミラートレーダーで破産することになってしまうのか。可能性として考えられる直接的な原因としては2通りある。
1つ目は、自己資金に向いていないような高いレバレッジをかけていることが理由に挙げられる。レバレッジを大きくすれば、その分大きなリスクを容認して自動売買に取り組むことになってしまう。もちろん、高いレバレッジを賭けることによって、リターンが発生した場合に受け取る利益の金額も大きくなる。
しかし、自己資金に向いていないようなレバレッジを取る行動は、リスクを管理する面では避けるべきことである。大きく資金が下落するリスクを取るということは、短期間で資産運用の結果をより大きな結果にする手段となるが、それは短期間で破産する危険性を高めることも意味する。
2つ目は、ドローダウンが大きくなる状態を放置することが、シストレ24をはじめとするミラートレーダーで破産する理由である。元本割れする危険性がある以上は、収益をもたらすストラテジーが存在する一方で、損失を出し続けるストラテジーも存在する。
その中で、負ける方を選んで稼働し続けた場合には、時間が経つにつれてドローダウンが大きくなる。そして、そのドローダウンとして資金の下落幅が拡大していけば、いずれは資金が底をつくことになってしまう。また、それにレバレッジをかければ、さらに短い時間で「破産」ということになる可能性もある。
リスクへの管理で破産を防ぐ
このようなリスクの存在から、シストレ24で資産を運用する際には、リスク管理を徹底させて、短期間で自己資金が減ってしまうことがないように、1)レバレッジをなるべく1倍に近い状況にして、2)ある程度のドローダウンの大きさが発生すれば、今利用しているシストレ24のストラテジーの稼働を止めるのが求められる。
レバレッジに関しては、できる限り自己資金の範囲内で取引ができるような金額でシストレ24などのミラートレーダーに取り組むのが求められる。短期的に大きな収益を得ようと試みるのではなく、長い時間をかけてゆっくりと利益を積み重ねていくのを目指すのが良い。
ドローダウンについては、資金の下落率を更新しているようなストラテジーから撤退し、新たに収益率が高い実力のあるものを再度選び直す行動に踏み切るのが良い。「負けるストラテジー」を放置するのではなく、早期撤退が求められる。
シストレ24において破産しないためには、短期間で資金が吹き飛んで破産するという結果になるような要因を作らないことが大切であろう。こうしたリスクを未然に防げた人だけが、ミラートレーダーなどの自動売買で成功できるのである。
まとめ
シストレ24においても元手が減る一方をたどり、破産する可能性も否定できない。そうなる直接の理由は、高いレバレッジをかけるから、または更新し続けるドローダウンを放置するからである。
破産することなく自分の大切な元手資金を守るためには、できる限り低レバレッジで取引に臨み、ドローダウンが拡大する傾向になる場合にはそのストラテジーから撤退しなければならない。
収益にしがみつくことよりも元手の防衛の方が重要である。そして、資産をしっかりと守る行動を実践できた人こそ、シストレ24で利益を伸ばして成功を収められるのである。