シストレ24におけるポートフォリオの組み方として、どんなストラテジーを選べば、最大限に収益率を上げることができるか。より高い利益率を達成して稼げるようになるためのコツについて、「ポートフォリオの組み方」として解説する。

シストレ24をはじめとする自動売買においては、複数のストラテジーを組み合させてポートフォリオ単位でFX取引に臨むことで、リスクの分散を行って、リスクの一極集中を防げる。
リスクをいくつかのロジックに分散できれば、万が一どれかのストラテジーで大損する結果を被ったとしても、利用者が被る損失は限定的なものに抑えられる。損失を限定できれば、たとえ少なくない資産を一度は言しなったとしても、その後再び利益を回復させるための余力を残すことが可能だ。
だかたこそ、複数のストラテジーを選んでポートフォリオを組むという手法によって、シストレ24に臨むのが重要なのである。
おすすめの組み方とは?
ポートフォリオを組む場合、利用するストラテジーはそれぞれ異なる性質を持つものを選ぶのがおすすめである。異なるタイプのロジックを利用すれば、利食いと損切りのタイミングが各ストラテジーによって違うようになる。
似たような性質を持つロジックを同時に用いてしまうと、一度に損失が出やすい傾向に遭遇してしまう可能性が高い。たとえば、損場の乱高下には弱いロジックを同時に複数利用してしまうと、利用しているすべてのストラテジーにおいて、連続して資産を失うという結果に当たることになりやすい。
このような、「連敗」しやすい状況になるのを防ぐために、ポートフォリオの組み方としては、複数の異なる性質を持つロジックを選ぶという戦略がおすすめである。
こうした戦略を取りながらポートフォリオによる自動売買に取り組むことによって、大損する可能性を下げることができ、相対的に収益率が上がりやすくなるのは間違いのない理論であろう。
ポートフォリオを作っても勝てない時は?
しかし、ポートフォリオを組んでシストレ24に取り組んだとしても、思うように収益が上げられないと悩む場面に出くわす例も少なくない。相場には不確実な部分が存在する事実から、そうした不幸な結果に遭遇するのも不思議なことではない。
どんなにベテランな投資家が相場を張ったとしても、損しやすい時期に出会うのは避けられない。必ずと言っていいほど、損しやすい時期(ドローダウン)を経験するのだ。
とはいえ、そんなドローダウンは、避けられるのであれば避けたいものでもある。そして、そのために、収益率に劣るストラテジーについては、ポートフォリオから切り離すのが好ましい。
損しやすく、どんどん資産を減らしていく傾向を持つストラテジーを使っているのであれば、その稼働を止め、別のロジックと入れ替えることで、問題を対処することが可能だ。
ただし、1つ注意点がある。それは、あまりにも短期間でコロコロと入れ替え手はいけないという点だ。どんなストラテジーでも損失決済を出す場合がある一方、それが長期的にも儲けを出さないということを示しているわけではない。
長期的には稼げるストラテジーを、一時的な損失が出たからと言って、すぐに切り離しては、収益力のある武器を失ってしまうことにつながる。本当に損しやすいものであるかを見極めるためには、ある程度の期間に渡っては利用する必要がある。
最低限の期間が過ぎてから初めて、収益性のあるロジックのであるかどうかを見極め、それから引き続き利用するか、それとも切り離すのかを判断するのが大切である。