リピート系の自動売買として人気が出始めているFXブロードネット「トラッキングトレード」だが、大きなメリットとして損切り注文を設定できる点が挙げられる。
シストレを始めるにあたって事前に損切りの決済注文が実行される基準を決めておくことができる。そのため、リスク管理の観点から是非利用したい機能である。
「想定変動幅」が損切りの機能

トラッキングトレードを設定するに際の画面には、「想定変動幅」という項目がある。これこそが、損切りの基準を決定するための機能である。ここ数値(pips)を入力すれば、損切りの設定は完了する。
トラッキングトレードを使った自動売買においては、評価損がこの想定変動幅に達したら自動的に決済注文が発注される仕組みになっている。例えば、想定変動幅を300pipsに設定した場合には、300pipsの含み損が発生したら強制的に決済される。
想定変動幅は自身の判断で手動で入力することも可能であるが、「ボラティリティ参考期間」を設定することによって、想定変動幅の参考値を過去の相場のデータから自動で出してくれる。
損切りのための想定変動幅の数値を決める際には、この「ボラティリティ参考期間」をもとに算出するのも良いのではないだろうか。
リスク対策のために
トレンドに追従するように設定できる一方、レンジ相場に適したシグナルに設定することも可能である自動売買であるが、必ずしも万能なツールではない。レンジにつさわしい設定にしたのに、実際の相場がトレンド型にされば、含み損が発生する。
そうした間違った判断をしてしまった場合も次の手段が損切りを適切に行うことである。損切りがうまくできれば、それ以上余分な損を抱え込むことがなくなる。リスクを限定する観点から、損切りはとても大切な手法なのだ。
FX取引である以上、損失のリスクは常に存在する。そんな危険性をできるだけ抑制することが求められる中、トラッキングトレードでは一番有効的な手段であることは間違いない。