シストレ24において、完全自動によるFX取引に挑戦してみたが、何らかのストラテジーで損失決済が発生して、しかも連敗したという経験をする場合も存在する。
優秀な実績を上げている有名なストラテジー、例えば「ThirdBrainFX」を利用していても、相場の変動によってはマイナス収支になることも少なくない。そして、連続して負ける可能性も決して否定できないのだ。
実際に、こうした連敗する不運な損益結果に遭遇してしまうと、もはやFX取引の自動売買から退場することを考え始めるだろう。
「もうシストレ24なんかやりたくない」、「どうせ裁量取引と対して変わりない」と思ってしまうのも嘘ではないだろう。
とはいえ、それでも利益を稼げる可能性は決して低くはない。正しいやり方でシストレ24の操作に取り組めば、それだけ安定した収益を儲けることができるチャンスは大きくなる。
大損しないように心掛ける!

シストレ24で最も大切な指針とは、「大損しない」ことである。一度に多額の損失を出すことがないように心掛けることこそが、何よりも重要な行動であるのは確かだ。
多少の連敗であれば問題ないが、連敗の規模がひどく、ドローダウンが今までの記録を更新するほどの悪い状況に陥っているのなら、大損しないためにも、ストラテジーを止めなければならない。
優秀なストラテジーを用いても、ドローダウンが今までにはないほどの規模でマイナス決済の累積幅が膨らんでいき、巨額の損失を発生させる可能性は、どんなプログラムであってもあり得る現象である。
こうしたリスクが存在するため、大損しないための方法とは、ドローダウンがある程度拡大した時点で、損切りの意味合いで運用停止させることである。一旦、利用中のストラテジーをポートフォリオから削除してしまえば、もうそれ以上は損することは一切ない。
連敗する状態が多く、負けやすい状況に陥っているストラテジーを使っているのであれば、早い時期で消去して、早期撤退する行動が一番好ましいのである。
たとえ、好成績をたたき出した実績があると評判のストラテジーであっても、ドローダウンが更新しているような状態になれば、撤退することが求められる。ある1つのストラテジーにしがみつくのではなく、柔軟にポートフォリオを入れ替えるのが重要というわけだ。
口座残高に余裕を持つ!
ところで、多少の連敗であれば、決して撤退するほど重大な損失とはいえない。特に、ドローダウンが500pips未満の規模の損失幅であるならば、そのまましばらく様子を見るのが一番な判断である。
すべてのストラテジーにおいては、相場の変動によって多少のドローダウンが頻繁に発生する。これは、マーケットの世界の性質上やむを得ない現象だ。
なので、成績の良いストラテジーであっても、多少の誤差として決して深く考えないことが好ましく、正しい考え方といえるだろう。
とはいえ、口座残高が残り少なく、証拠金が不足美味になっている場合、多少の連敗やドローダウンでも、強制ロスカットの対象となってしまう可能性がある。
強制ロスカットとなると、すべての運用中のストラテジーが勝手に決済されてしまい、もうシストレ24に取り組めない環境に近い状態になるような感覚になる。
証拠金が不足してロスカットにならないために、口座残高には余裕を持っていることが求められる。
2,3つのストラテジーを同時に動かし、1取引あたり最低単位である5,000通貨でシストレ24に臨む場合、必要な証拠金のための資金は、50~100万円となる。
レバレッジはMAX25倍にできるとはいえ、証拠金不足にならないためには、これくらいの元手を口座に予め用意しておくことが大切である。