インターネット証券会社やFX業者における口座開設の申し込みの際には、印鑑は必要ない。銀行などでは、窓口での手続きの時にはハンコが必要となり、よく忘れ物の対象となることも多い存在である。
しかし、オンライン上で申し込みの手続きを行うネット証券やFX会社の口座開設の場合は、窓口のように印鑑は不要である。

やるべきことは、これだけ!
氏名や住所、電話番号、Eメールアドレス、個人資産の状況などの個人情報をパソコンの画面に入力して、利用規約への同意ボタンにチェックマークをつければ、手続きはそれだけで完了する。
やるべきことといえば、あとは申し込みフォームへの入力後に、身分証明書のコピーを証券会社側に送るだけである。
身分証明書のコピーは、運転免許証や健康保険証、住基カードなどの複写で問題ない。スキャナーでコピーしたものをプリンターで印刷したり、コンビニのコピー機で印刷した紙媒体のものを郵送で送ることもできる。
とはいえ、スキャナーでコピーしてデータ化したものを口座開設先のページにアップロードしたり、メールに添付して送ることができるため、こちらの方が便利であり、しかもすぐに作業が終わる。
携帯電話やスマートフォン、タブレット等のカメラで撮った写真(写メ)を送るという手段でも問題はない。そして、これこそが一番楽な方法であろう。
メールで送る際の注意点とは?
ただし、メールに自分の身分証明書写真やスキャナーでコピーしたデータを添付して証券会社やFX業者に送付する場合には、宛先を間違わないように注意することが求められる。
運転免許証や健康保険証、住基カードには大切な個人情報が載っている。自分の名前から住んでいる自宅の住所、電話番号といった重要な事項が載っているため、送付先を間違えてしまうと、他人のメール宛てに行ってしまう可能性がある。
そのため、メールで送るという手段を利用するのであれば、「送る」のボタンを押す前に、宛先のメールアドレスを数回は確認するのがよいだろう。