FXの自動売買ツールとして長年に渡って人気が高い「シストレ24」であるが、CFDや先物取引ができないのは確かである。
あくまでも為替通貨の取引のみを対象としているものである。これは、Tradencyのミラートレーダーのみならず、多くの自動売買ツールに当てはまる共通する点でもある。
しかし、なぜ原油や金・銀といったCFDや先物を取り扱っていないのかと疑問を持つ人も多いのではないだろうか。為替市場と同じく1日の大半に渡って取引されている商品(コモディディ)が対象とされていない理由について推測する。
流動性が低い
FXと商品(コモディディ)の違いといえば、取引高の差である。外国為替通貨の場合、米ドルやユーロ、日本円といった主要先進国の通貨の取引数量は膨大であり、世界各国で常に売買が盛んに行われている。
一方、金や銀、原油などの商品は物産会社程度しか取引に参加していないため、取引数量が為替通貨よりも少ない。
取引数量が少なければ、流動性も低いということになる。流動性が低いことによる欠点といえば、価格が乱高下しやすいという点が挙げられる。
自動売買となると、乱高下する相場よりもなめらかな値動きをする市場の方が損益結果が安定しやすい。それに最適なのがFXというわけである。
取引数量が少なく流動性が低いため、シストレ24は金や銀、原油の相場を対象としてない理由ではないだろうか。
マイナー通貨も少ない?
ところで、インヴァスト証券のシストレ24では、24通りの通貨ペアを取り扱っている。この数字には主要通貨以外のマイナー通貨も含まれている。
しかし、この24通りの組み合わせをすべてのストラテジーで使えるというわけではない。一部のストラテジーでしか利用できないことも決して珍しくはなく、多くのストラテジーではメジャーな組み合わせしか使えない。
これもまた、流動性の問題が大きく関わっている。相場の乱高下には向いていない戦略ロジックとなっていれば、メジャーな通貨ペアにしか対応していないだろう。
また、仮に乱高下する相場に対応できたとしても、そもそもマイナー通貨ペアに挑戦する投資家も少ないため、マイナー通貨ペア向けのストラテジーを開発するメリットが少ないという側面もある。
流動性が高い投資対象にこそ一番向いているのが自動売買ツールの特徴といえるかもしれない。
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