セントラル短資FXではトルコリラを組み合わせた通貨ペアを取り扱っている。FXダイレクトプラスで取り扱っているトルコリラ/円のスプレッドは4~9銭となっていて、新興国通貨としては小さい幅といえるだろう。
スワップ金利が大きいのもトルコリラならではの大きな特徴である。1万通貨で保有した場合、1日辺り100円前後のスワップポイントを手に入れることができる。米ドルやユーロなどでは5円未満であることを考えると、これはかなりの高金利であることがわかる。

為替レートの変動も大きい。新興国の通貨ならではの特徴ともいえるが、1日で変動する値幅が大きい傾向にある。流動性が低くて取引高が少ないこともあって、上下に乱高下する。ここが利益の狙い目であるのも事実だ。
ただし、レバレッジは通常の通貨ペアと比べて低く制限されている。他の通貨ペアについては、セントラル短資FXでは25倍となっているが、トルコリラ/円と人民元/円ではレバレッジは10倍となっている。
とはいえ、そもそものレートが低いことから、必要となる元手資金の金額はかなり小さい。1リラ=40円以下となっているこtから、ドルやユーロなどに比べるとかなり価格が安いことが理解できるだろう。
金利差を狙う人が多い!?
FXでは為替差益であるキャピタルゲインによる利益を狙う人が多い。特に短期売買を中心に投資に取り組む人はレートの差益から収益を獲得する。
しかし、トルコリラ/円を取引する場合は金利差によるインカムゲインを狙う人が多い。レートの変動が激しいこともあって、為替差益だけを狙ってしまうとリスクがかなり大きな投資対象となってしまう。
一方、金利差を狙う場合は最初から長期的な投資を前提にポジションを持つことになる。為替差益による損失があったとしても、そのダメージがそれほどの規模にはならないくらいスワップポイントがもらえることが少なくない。
高金利通貨であるトルコリラの世界では、そうした金利差による利益を最大の目的としてFXに挑戦する人が多いようである。