セントラル短資FXにおいて必要となる証拠金の具体的な金額はいくらくらいになるのか。取引口座は3つあり、「FXダイレクト」、「ミラートレーダー」、「ウルトラFX」という種類のものが存在するが、レバレッジに関してはどれも同じであって25倍となっている。
したがって、実際に必要となる元手資金に当たる証拠金は、取引総額の25分の1となる。パーセントで表すと4%だ。FXの取引に必要になるのはこれに当たる金額分だけとなる。
3つの口座で異なる!

ただし、最低限必要となる証拠金の金額は、3つの取引口座でそれぞれ異なる。裁量取引用のFXダイレクトでは、最低取引数量が1,000通貨であることから、必要となるのは10,000円以内に収まる。複数のポジションを持てばもう少し求められるが、1つのポジションであればかなり少額資金で済む。
簡単にシストレができるミラートレーダーでは、最低5,000通貨からとなっているため、FXダイレクトと比べるとやや証拠金が多めに必要となる。1つあたりのポジションでいえば、3万円程度となる。
ミラートレーダーの場合は、自動的にFXの売買が行われることもあって、複数のポジションが同時に保有されることが少なくない。2~3つの建玉で資産を運用する場面が多い。このため、現実的な事情を考えると元手資金はもう少し多く用意されてあるのが好ましい。
ウルトラFXに関しては、大口投資家向けの取引口座となっていることから、最低取引数量が50,000通貨となっている。これは、一般向けの裁量取引口座での取引数量の50倍、シストレの10倍の数値だ。このため、証拠金の具田的な金額は30万円近くになる。
前者2つの取引口座とは違ってインターバンク直結のNDD方式を採っていることからディーリングデスクを介さない透明性の高いFXができるという特徴や、マイナススプレッドになるという長所がある。ただ、従来の取引口座以上に証拠金を事前に多く用意しておかなければ挑戦することができないのもまた特徴といえるだろう。
まとめ
セントラル短資FXには3つの種類の口座があり、いずれもユーザーに求める証拠金の最低限度の金額が違うのがわかるだろう。数千円のものがあれば数十万円もの大金を求める種類の口座も存在する。
もしあなたが大口投資家であれば金額的な事情については一切気にする必要はない。一方、少額投資家であれば自分の余裕資金の大きさに見合った手段を選ばなければならない。その場合、ウルトラFXについては避けた方がよいかもしれない。