FXの世界ではアルゴリズムを使った取引が長年機関投資家の間で行われてきたが、最近ではMT4やミラートレーダーなどの個人向けシステムトレードが登場したことによって誰でも利用できるようになった。
FXに取り組む最終的な目的とは「収益を儲ける」ことである。利益を上げてこそはじめてリスクを抱えながらも資産を運用する意味がある。アルゴリズムを使うからには、当然ながらお金を稼げるようにはならなくてはいけない。
では、実際にアルゴリズムを使ったFXの自動売買では資産を増やせるようになるのだろうか。
5年間で1000勝1敗 のものも!

FXのアルゴリズムの中には勝率がかなり高数値になっているものも世の中には存在する。過去5年間で1237勝1敗というものすごい成績を出しているものもあるという記事がfx-onで以前紹介された。パーセントで表せば、99.9%くらいの数値になる。
アルゴリズムの世界ではHFT(High Frequency Trade/超高速取引)の手法を使うものが多く、現在政治の世界でもいろいろと問題の種になっているが、驚異的な運用成績を上げているプログラムもまたHFTである。
HFTでは1秒間に数千回も取引を行うようであるが、この規模になると個人が利用することは不可能だ。一部の資金的な余裕のあるファンドが利用できる手段となる。中身の戦略ロジックについても、どんな戦略をとっているのかを把握することは無理だ。
「ブラックボックス」と呼ばれるように、アルゴリズムの内容を我々がつまむことはできない。しかし、HFTではなくて普通の自動売買のアルゴリズムであれば利用できる。手段は豊富であり、MT4やミラートレーダーはその一部でしかない。
利益を上げて儲けられるかどうかの決め手のなるのは、なんといってもストラテジーの見つけ方だ。良いストラテジーを使えるようになれば、自然と収益を獲得できる。個人投資家の場合、これからFXの自動売買にチャレンジする予定であるのなら、まずはプログラムの選定手段を攻略しなければならない。