ミラートレーダーには、さまざまな口コミがある。評判が良いものから悪いものまであり、メリットに着目した内容もあれば、デメリットに視点を置いた口コミまで存在する。
ミラートレーダーのユーザー数が、日本国内ではMT4に次いで多いことから、出回っている口コミについていろいろあるのだ。そして、今回はそんな口コミの中でも代表的な内容を4つ取り上げる。
ミラートレーダーの代表的な口コミの1つ目は、Tradencyの自動売買として最大の特徴ともいえる「簡単さ」である。従来の自動売買のように利用者自身がロジックを考案したうえで、それを自作するという仕組みになっている。しかし、ミラートレーダーはそもそも自分でロジックを考えて作る仕組みではなく、専門の人が作ったストラテジーを選ぶだけという特徴を持っている。
このことで、一覧の中からどれか好きなものを選ぶだけで取引でき、それが評判の良い口コミとなっている。さらに、無数のウェブサイトを見てストラテジーを探す必要もない。
ただ口座開設先の業者のサイトだけを立ち上げて、管理画面にログインすれば、すぐにそれらを見つけ出すことができる点も、大きな評価を得ているポイントとなっている。余計な手間がかからないのが利点といえるソフトであることは間違いない。
口コミの2点目は、売買プログラムの種類がかなり多い点である。ミラートレーダーを除く選択型システムトレードでは、選べるプログラムの総数が50~200種類ほどである例が多い。しかし、Tradencyのミラートレーダーでは最低300種類は用意されている。そのため、ストラテジーの数がほかの自動売買よりも多い点で、好評の口コミとなっているのだ。
ミラートレーダーであれば、利用者自身が求めている性質のストラテジーが見つからないということはほとんどないに等しいだろう。あらゆるタイプのものが取引プラットフォームに集約されていることが、ミラートレーダーならではの大きなメリットであり、評価が高い口コミの要因となっていることは間違いない。
ミラートレーダーにおいては、通貨ペア数は平均的に25種類ほど用意されている。ミラートレーダーとMT4を除く他の自動売買の場合、通貨ペアは10~20種類ほどにとどまる例がしばしばみられる。
それに比べて、ミラートレーダーではマイナー通貨も多いことから、選ぶことができる取引対象が多い。そして、さまざまな取引対象に設定できる点からも、プラスの口コミとなっている理由に挙げられる。
ストラテジーの種類の数の多さに比べれば、通貨ペアに関する口コミはあまり多くはない。しかし、取引対象の選べる幅が広がることから、高い評価を下すような口コミが存在するのである。
ミラートレーダーの口コミの内、悪い評判となっている内容で最も代表的なのが、「スプレッド幅が大きい」という内容である。スプレッドは通常のFX取引のコストにあたるものであるが、ミラートレーダーでもまた、取引コストとして発生するものである。
ミラートレーダーにおけるスプレッドの大きさは、通常のFX口座のスプレッド幅よりも2,3倍大きい。たとえば、USD/JPYを例に挙げると、一般の口座のスプレッドは0.5~1.0銭のところがほとんどであるのに対して、ミラートレーダーでは2.5~3.5銭となっている。ほかの通貨を用いたトレードでも同じ傾向になっている。
ミラートレーダーのストラテジーを利用している「システム利用料」にあたるコストがどうしても発生してしまうために、このようにスプレッド幅が大きくなってしまうのである。
正確に言うと、ミラートレーダーの口座を用いた時の取引のスプレッド幅には、「投資助言手数料」という追加的なコストが含まれているために、このようにスプレッドが高めに設定されている。
そして、コストの面が大きいということが、ミラートレーダーの悪い評判の代表としての口コミになっているのだ。ただし、こうした悪い口コミがあるからといって、この自動売買を使って収益を上げることのデメリットになるわけではない。あくまでも、損益結果に対するコスト面が多く含まれてしまうことに対する口コミである。
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