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みんなのシストレの自動売買「システムトレード、旧コピートレード」のロスカットはいつ、どんな時に強制決済されるのか。強制的に業者側がポジションを決済する仕組みを「ロスカット」といわれるのだが、証拠金維持率が100%を割り込んだ時に行われるのが特徴である。
証拠金維持率が100%の時とは、具体的にどんな場合なのか。それは、レバレッジが25倍の時である。みんなのシストレのトレイダーズ証券に限らず、日本国内のFX会社はすべて、特に追加の条件がない限りは、レバレッジは25倍である。
レバレッジが25倍である時、自己資金がポジションの時価に占める割合は4%である。自己資金が4%を超えている状態では、レバレッジは25倍を下回っている状態であることを意味し、相場が動かない限りロスカットの心配はない。
しかし、相場が値動きして損失が増えて、自己資金が全ポジションの時価に占める割合が4%を下回った場合はロスカットの基準を満たすことになってしまう。
強制的にロスカットが行われた場合は、その決済注文は簡単に言えば「損切り」ということになる。ただし、レバレッジを大きくかけているということは、損失の大きさが自己資金に対してきわめて大きなものになる。しかも、少しの値動きが起こった場合でも損失が大きくなりやすい。
したがって、自動売買を行う場合でも、ロスカットを心配する必要がないようにするために、なるべく証拠金維持率に十分余裕を持ったうえで自動売買に挑戦することが求められる。
これは、トレイダーズ証券のみんなのシストレに限らずに、他の会社のミラートレーダー、あるいはMT4など、すべての自動売買に挑む場合にも同じことである。
みんなのシストレで自動売買ツールを用いてFX取引に参加し、収益を稼ぎたいのであれば、レバレッジに頼ったトレードをする方法は決して好ましいものではない。証拠金取引であるからといって、自己資金が少しでも安全に資産運用できるシステムではないのだ。
むしろ、投資能力以上に大きくリスクを取ることにもつながる。よって、ロスカットが行われることがどれほど大きな損失であるのかを理解したうえで、自己資金に見合った範囲でポジションを設定することが大切なのである。
みんなのシストレ、あるいはそれ以外のFX取引において、資金に余裕を持つことが求められる。余裕を持つからこそ、より収益が伸びる余力を残すことが可能となり、みんなのシストレの場合には、幅広いストラテジーに資金を回せる。
過度にレバレッジをかければ、リターンが出た時に限って言えば、レバレッジを大きくかけた分を利益として受け取る金額は大きい。しかし、損失を出した場合のダメージは巨大なものになる。
レバレッジに頼らない取引を心がけることによって、損した時の被害の大きさを抑えることができる。つまり、それは今後も利益を取り戻す余力を残せるという意味だ。
どんなに損失を被った場合でも、回復できる余力を残せた人こそ、次第に資産を増やせるのである。