アヴァトレードジャパンの自動売買「ミラートレーダー」の評価と評判を取り上げる。スプレッドが小さいことで評判なアヴァトレードは、コスト面で高い評価を得ている。また、通貨ペア数の50種類とミラートレーダー業界最多で、通貨ペアの種類の面でも高評判だ。
スプレッド | ストラテジー数 | 通貨ペア数 | ツール | 少額投資 | 人気度 | 総合評価 | |
評価 | A | A | S | B | B | C | B |
アヴァ・ミラートレーダーの米ドル/日本円のスプレッドは2.4銭と、ミラートレーダー業界最安値である。
また、その他の通貨ペアのスプレッドもマイナー通貨では低い部類に入り、コスト面では非常に優れているといえるだろう。
短期売買を専門とする売買ストラテジーを用いる場合、スプレッド幅が損益状況に与える影響は大きいため、その方面からはアヴァ・トレードのミラートレーダーはメリットが大きいといえる。
取り扱う通貨ペア数も50種類も取り扱っていて、これはシストレ業界最多の数値である。
ほかの多くのミラートレーダー業者の場合、取り扱う通貨ペア数は26~30種類であることを考えると、2倍弱もの種類があることがわかり、通貨ペアの多さがよく理解できる。取引対象の多さに関しては、他者を大きくリードするシストレ業者であるといえる。
実際には各ストラテジーによって利用できる通貨ペアの種類は違う。メジャーな通貨ペアでしか利用できないものも少なからず存在する。しかし、一部のストラテジーでは、他社では取り扱っていないようなマイナーな通貨ペアを用いて自動売買に挑むことができる。
初心者のうちは、流動性が低く不安定なマイナー通貨ペアでミラートレーダーにチャレンジすることはおすすめしない。だが、ある程度慣れてきたら一度そういった組み合わせでも運用してみる価値はあるだろう。
アヴァトレードのデメリットを紹介するとすると、コンテンツが他社と比べて充実していない点が挙げられる。
通常、ミラートレーダーを扱う会社では、ミラートレーダーのプラットフォームにもとから搭載されているストラテジー検索ツールとは別に、独自にストラテジー検索用のツール・コンテンツが用意されているが、アヴァ・トレードには存在しない。
そして、独自ツールが備わっていないために、アヴァトレードのミラートレーダーの影が小さいのかもしれない。ストラテジーを探すためのコンテンツが充実しているインヴァスト証券の「シストレ24」やFXプライムの「選べるミラートレーダー」と比べると人気が低い理由はここにある。
もっとも、アヴァ・トレードはメタトレーダー(MT4)の方に力を入れる傾向にあるため、これによって独自ツールを用意していないのかもしれない。
また、雑誌なのでの宣伝にもあまり力を入れていない。こうした要因から、AVAミラートレーダーの人気があまりない理由となっている。ただ、それが欠点であると感じるかどうかは利用者個人によって異なるだろう。
社名:アヴァトレード・ジャパン株式会社(英文:Ava Trade Japan K.K.)
設立:2007年3月9日
資本金:不明(ただし、自己資本比率は461.2 %)
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