インヴァスト証券のシストレ24で取り扱われているすべてのストラテジーには、損切りが行われるようなプログラムになっている。損小利大か損大利小かは、各ロジックによって違うものの、評価損が無限大に拡大するような仕組みにはなっていない。
多くのストラテジーでは、テクニカル指標に基づいて決済のタイミングを図っている。相場がストラテジーで決めている基準に価格が達すると、自動的にポジションの手仕舞いが行われる。
さらに、テクニカル指標の基づいても評価損の損切りが行われなく含み損が拡大するようなストラテジーでも、1回のポジションでは最大で-300pipsで自動的に損切りの決済が発注される仕組みになっている。シストレ24側にも含み損の幅に上限が設けられている。
リスク管理の面では、シストレ24は損失を考慮したものとなっているといえるだろう。FXの自動売買にデフォルトで損切りの機能が付いているともいえる。
シストレ24のようなFXの完全な自動売買でも損切りが行われるようになっているのはわかっただろう。しかし、なぜ含み損を決済される仕組みが備わっているのが重要なのか。こんな疑問を感じるかもしれいない。
自動で取引の判断を下してくれるとはいえ、相場の値動きがストラテジーが狙っている方向とは反対に大きく動いてしまうと、損失を覚悟で決済注文を入れない限りは資産の目減りがひたすら続いてしまう。
本来は元手の資産を増やすために行っているFX取引にて、逆に資産を失ってしまうことにつながる。相場がポジションの方向とは反対に動けば動くほど、含み損が多くなっていく。
それを防ぐためにこそ、損切りの実行が求められる。この点では、自動売買であっても手動による裁量トレードでもまったく変わらない。
シストレ24では一度に複数のポジションを持つことがあるため、むしろ自動売買の方が損切り実行の必要性は高いと言えるかもしれない。
もし損切りが存在しなかった場合、シストレ24のストラテジーで不調な状態に入ったら、ひたすら含み損が拡大して、強制ロスカットの基準まで達するかもしれない。ロスカットが行われるのは証拠金が不足してしまった時である。
口座内へ入金していた金額が、投資活動に買わせるお金のすべてだったとすると、一度ロスカットになればもうFXを続けることはできない。シストレ24から退場を余儀なくされる。それを防げるのは損切りの制度といっても過言ではない。
フルオート機能にも損切りはある。フルオートファンドを稼働させたときに使われるストラテジーは、通常のシストレ24で取り扱っているものに他ならない。テクニカル指標を用いて取引のタイミングを図っていて、含み損でも決済される。
1つのポジションの含み損の上限は-300pipsである。これに達すると、テクニカル指標に関係なく自動的に損切りが実施される。
その上で、フルオートを使っている場合には、すでに利用中のストラテジーが不調の状態が続いているのであれば、別のストラテジーと入れ替えてくれる。
ポートフォリオの見直しを自動で行ってくれる制度のため、含み損が何度も続いているストラテジーに出会っても、好調な実績を出しているものと交換してくれる。「攻め」の部分も「守り」の部分も便利なツールになっているのが、シストレ24で話題のフルオート機能というわけだ。