2016年10月22日をもってサービス終了
FXプライムの自動売買ツール「選べるミラートレーダー」の手数料コストに当たるスプレッドの数値はいくらなのか。
実際には、変動制となっていることによって時間帯や出来高によって変わるため、具体的な数値は非公開となっている。しかし、実質的な数値が概ね決まっていて、それを基準に他の証券会社などと比較することができる。
FXプライムのミラートレーダーにおけるスプレッド幅は、他社と大差ない。セントラル短資FXやFXトレードフィナンシャルなど、Tradency開発の自動売買ソフト「ミラートレーダー」を取引プラットフォームに採用しているところと同じ規模である。
とはいえ、通貨ペアの種類によって多少は異なる。どれくらいの取引コストがかかるのか、詳しく見ていこう。
USD/JPY | EUR/JPY | AUD/JPY | GBP/JPY | EUR/USD | |
標準スプレッド (pips) |
2.7 | 3.7 | 5.2 | 5.8 | 3.2 |
平均的にレート(BID/ASK)を見ると、FXプライムの選べるミラートレーダーのスプレッド幅を見るとこんな数値になっている場合が多い。
取引量が多い米ドル/日本円では、2.7銭前後となっていることが多く、これはTradencyのミラートレーダーを採用しているFX自動売買各社としてはふつうである。
ユーロ/日本円、豪ドル/日本円、英ポンド/日本円、あるいは非クロス円取引の中では取引量が多いユーロ/米ドルなどにおいても、スプレッドは標準的であり、高くもなければ低くもないといえる。
「選択型シストレ」と呼ばれるFXの自動売買の中ではスプレッドと手数料コストが最安値クラスのアイネット証券のシストレi-NETなどに比べると、FXプライムでの取引コストは高い。
逆に、取引コストが高いと言われているインヴァスト証券のシストレ24(取引プラットフォーム:ミラートレーダー)に比べると、スプレッドは大幅に小さい。
こうした事実から、FXプライムの選べるミラートレーダーで自動売買ツールを利用するにあたっては、特にスプレッドなどの取引コストについては心配する必要はないだろう。
ところで、スプレッド以外に追加の手数料はかかるのか。追加で何かの取引コストが発生しないだろうかと疑問を持つ人は多い。
結論を言うと、FXプライムにおける手数料はまったくかからない。システム利用料などは存在しなく、すべて無料で使うことができる。コストといえば、FXの取引時にレートに表されるスプレッドの差だけである。
運用するストラテジーの種類によって数値が異なるということはなく、違いは通貨ペアの種類だけで決まる。仕組みとしては、通常の裁量FX取引の時と同じである。
したがって、選べるミラートレーダーに挑戦するにあたって、手数料コストなどを気にする場面に出会うことはない。完全にFXの自動売買そのものに集中できる環境になっているといえる。
裁量取引のための口座(選べる外貨)に比べると、自動売買のためのソフトやストラテジーを使っているため、提示されるスプレッドはそれよりも大きいのは確かだ。
とはいえ、システム利用料などがかからないのは大きなメリットであり、選べるミラートレーダーの利用者数が安定的に伸び続ける理由でもあるだろう。